ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(6/5/夜)ー

崇「お前の娘な」

悠「おう?」

崇「学校にでも行かせてやったらどうだ?」

悠「ブッ!い、いきなりなにを……」

ともき「それよりまず人の横っ面に吹きかけたことに対する謝罪はどうした……。」

悠「ごめん、ごめん。今舐めとるから」

ともき「辛辣でも舐めてろ」

悠「幾度となく味わってるよ」

ともき「いいから、崇さんと話し聞いてろ」

澪「はい、タオル」

ともき「ありがと」

悠「コホン……で、学校ってなんでいきなり」

碧「百面相かコイツ…」

崇「個性だのなんだの。ヒマを持て余してるからそんな事に悩む。限られた空間でうろつかせてるからてっぺんが狭い……学校にでも行かせてやればヒマも持てあまさないだろ」

悠「っというけどな……学校にいれるのも結構手続きやなんやらあるしな」

崇「それら一切を引き受け安定して学校生活を送らせてやるのが親の務めだろ?」

悠「……なかなかの正論だがお前がいうか?」

崇「他人事だからな」

悠「なるほど、見事に完璧な言葉だな」

崇「ふふっ。」

ともき「それに納得するのかお前……」

悠「うん。見事な返し手だった。将棋用語でいうZ状態だ」

ともき「しらねぇけど」

悠「確実に次の一手では王手詰みに……」

崇「そういえば娘調本にんはどうした?」

悠「聞けよ!!」

ともき「そういえば一緒じゃないのか」

悠「……ゆえと白巳連れてロフトに個性を探しにいったよ」

ともき「売ってねぇよ!!」

悠「案外売ってるかもしれないだろ。ついでにデリカシーも売って無いか探してきてくれるそうだ」

ともき「それこそ売ってたらいいのにな」

崇「ふふっ」

悠「笑ってんじゃないよ」

ともき「学校で思いついたんだが……大江戸学園は」

悠「駄目」

ともき「早っ……」

悠「あそこはダメ。危ない。シオンに食われる可能性も避けたい。」

崇「そもそもお前の娘、いくつだ」

悠「ゆうなは発育が良すぎる中坊くらいかな。ゆえは……実年齢は一歳にも満たないが、細かいことはポイしておれと同じとしておこう、中身は別で」

碧「複雑すぎんだよ」

悠「複雑じゃなくシンプルにただ一つ、おれの娘だ」

碧「あのドヤ顔になんかぶつけたいんだけど」

澪「今度にしとけ」

崇「そもそも……お前の家族大半が家でたむろしてないか?」

悠「真桜はMIT卒だからいちばん高学歴で一番年下。白巳はちょいと除いて……デコは社会人で駒裡さんは女子高行ってて、恋は座敷童子だからお化けにゃ学校も試験も何にもないゲッゲッゲゲの…」

ともき「おい、なんか変わってきてるぞ」

崇「なるほど、不登校と引きこもりはお前と半身だけか」

悠「誰が不登校だ!ただのサボりだよ!!」

ともき「どっちにしろ悪いわ」

悠「しかし、実際問題学校入れるとしたらあの三人を一緒にしとけないしなぁ……」

ともき「ゆうなだけでいいだろ」

悠「ひとりだと不安かも知れないだろ!!」

ともき「甘やかしすぎだ!」

崇「少しは話しあってやれ。父親として」

悠「えー、そんこと言いだして「ー学び舎ー学校へ行こう2」みたいなのが出来たらどうするんだよ」

崇「意味が分からん」

ともき「メタいこといってんなよ……」
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