ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(6/2/夜)ー

悠「お腹すいた……」

ともき「いきなりだな」

悠「いや、三時間ぐらい前から結構空腹を感じていた」

ともき「三時間のあいだなんで何も食べなかった」

悠「……なんとなく」

ともき「霞でも喰ってろ」

悠「いくらおれが聖人みたいだからってそれは出来ないよ」

ともき「星人の間違いだろ」

悠「……」

ともき「なんだよ」

悠「いや、よんく言葉の微妙なニュアンスで意味の違いを識別できるな」

ともき「ホントにな……自分でもびっくりしてる」

悠「おれへの愛かな」

ともき「バランの次程度には愛があるよ」

悠「ゴミ程度の愛をありがとうよ」

碧「ふっ」

悠「そこのキジムナーの笑ってんじゃないですよ」

碧「誰が沖縄の妖怪だ!」

悠「コロポックルでも怒るし、キジムナーでも怒るとはワガママだな……」

碧「どうしよう殺意に波動が目覚めそうだ」

悠「はぁ……お腹すいた」

優日「するめ食べる?」

悠「少しは腹の足しになるかなもらう」

優日「やっほ」

ともき「挨拶する順番がおかしい。」

優日「いや、お腹すいたっていってたから。」

澪「その理由も違うだろ」

悠「でも、スルメなんて良く持ってたな」

優日「ついさっきそこでもらったの」

ともき「誰にだよ……」

優日「王さん」

悠「危ない人からほいほいモノ貰わないっ!!」

優日「だよねー。」

ともき「優日が怖いわ」

優日「でも、王さんて普通に話してる時はおもしろくない?」

悠「おれは腕へし折られたトラウマが蘇って仕方ないんだけど」

優日「悠は……生き方が問題だから」

悠「生き方を否定された」

優日「否定はしてないよね」

ともき「否定はしてないな」

悠「ところでスルメおかわりない?」

優日「あるよ。欲しい?」

悠「欲しい。3つほしい」

優日「3か!?甘いの3ほしいのか!?3…イヤしんぼめ!!」

ともき「変なプレイ始めるな」

悠「ただのチョコラータとセッコごっこだよ」

優日「やっぱり角砂糖でないと雰囲気でないね」

悠「すきっ腹に角砂糖三個かじる気はないけどな」

碧「空腹で酒呑むのも普通ないだろ。」

悠「これは水分だ」

碧「鬼かお前は」

悠「じゃあ、そっちは豆狸な」

碧「だれが、西日本に伝承される妖怪だ。いちいち小さい妖怪出してんじゃねぇぞ」

優日「っていうか、いうほど小さくないよね」

ともき「自分より一ミリでも小さかったら小さい扱いなんだろ……。」

悠「まぁ、ここに居るとおれも見上げることが多々あるけどな金剛しかり、崇しかり」

ともき「規格外の人らなだけだろ」
51/100ページ
スキ