ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/29/夜)ー

亮「今日、道場に眼鏡かけたすごい可愛い子がいた」

悠「声かけて、千草にバレて腕を変な方向に曲げられたか?」

亮「どうして悠はひとの話を妄想でねじ曲げるんだ?」

悠「妄想こそ力の根源だからさ」

ともき「それでどうしたんだ?」

亮「いや、それだけの話しなんだけどな」

紅「可愛い子か見てみたかったな」

亮「紅も空手習うか?」

紅「いやー、俺時間守るの無理な人間だし」

ともき「それはとてもだめな人間だぞ」

紅「あはは」

悠「紅なんか別にそこらでナンパしたら可愛い子、釣れるだろ」

碧「言いかた悪っ……」

悠「僻んで何かないんだからねっ!」

碧「気持ち悪い」

悠「へっへーん!」

ともき「なんで勝ち誇ってる」

悠「ひっひーん!」

ともき「馬か」

悠「ほっ……」

ともき「もういい」

悠「ほーほけきょっ」

ともき「うぜぇ…」

碧「澪、水くれ胃薬飲む」

澪「胃がやられて来たか……。無理するなよ」

悠「大丈夫、おれと関わった奴は一度は胃が痛くなるか頭痛がするから。すぐになれる、誰もが通る道さ」

碧「お前は現代社会のストレス原因の塊りか」

悠「おれのスタンドはフラストレーション……だっ!」

ともき「やかましいよ。なんでもスタンドっていって片づけれると思ったら大間違いだぞ」

悠「そんなまっすぐに正論はいくない」

亮「そういや紅は彼女とかどうなんだ?」

紅「うーん……刹那的な?」

ともき「はっ?」

紅「彼女は居ないってこと」

悠「セフレはいると」

紅「どーしてそういう言い方するかな。ひとがぼかしぼかし話してるのに」

悠「痛い痛い、肩ぎゅしないで、肩ぎゅしないで……!」

ともき「へ、へーそうなんだ」

紅「いや、違うんだぞ。セフレとかそういう便利な女とかはまったく居ないから。」

亮「いや、別に引いたりはしないから」

紅「あ、じゃあいいや」

ともき「軽っ……いいのか?」

紅「だってもうコイツがそういう言い方しちゃったし」

悠「別に悪いこっちゃないじゃん。相手もそういうつもりでって関係なら…………何回もシて本気だったのに最後の最後で断られる苦しみを味わうよりは……割りきった関係な方が良いだろ」

碧「どしたんだコイツ急に……」

澪「前にちょっとな……」

悠「ふへへ、気にしてないよ。電話帳にトワコのアドレスなんて残してないよ。ひゃひゃひゃ」

ともき「痛々しいわ!」

亮「たまーに未練がましすぎるよな」

悠「おれだって本気でこれだけは譲れなぃってものがあるんです!」

紅「他に釣りあげた魚がいくらでも居るだろ」

悠「あー?なにいってる」

ともき「こういうこというから励ましたりする気が起きないんだよな」

紅「むしろ殴りたい。ややマジに」

悠「なんだとーっ!こいやコラッ!」

ドッ!ドッ!ゴッ!!

紅「うっし、一発はいった」

悠「いたい……くすんっ」

ともき「顔面思いっきり殴られて、その程度の反応?!」

亮「寸前で首振ったからそこまで痛くないんだろ」

悠「にっ!」
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