ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/25/夜)ー

拳二「おうす。さぁ、小鳥遊くーん、払ってくれ」

悠「……気持ち悪」

拳二「ひとが機嫌よく窺ってんのにソレかゴラァ」

悠「じゃあ、金の代わりにコイツ風呂(ソープ)沈めていいから」

悠(女)「……あー?」

拳二「あぁ、それだったらこれからの家賃ちゃらでいいしキックバックも払ってやるよ」

悠「やったぁ!」

悠(女)「頭蓋骨凹まして喉引き裂くぞお前ら」

悠「就職先が決まったんだぞ?」

悠(女)「なにが悲しゅうてソープ嬢なんぞにならなきゃいかんのだ。」

悠「ちっ、まともなこといいやがって……」

拳二「なんでもいいけど金は払えよ」

悠「わかってるよ。ほれ」

拳二「毎度」

悠(女)「体売るならテメェが売れ」

悠「バカ言ってんじゃないよ」

悠(女)「こっちのセリフだっーの!」

拳二「かっかっか、相変わらずいいコンビだな」

悠「コンビじゃなく半身だ」

拳二「一緒だろ」

悠(女)「いっしょじゃねーよ!!」

拳二「かっかっか。」

澪「それにしても二人揃ってどーしたんだ珍しい?」

悠(女)「出かけた先でブッキングした」

悠「本屋とかだと買うもんが十中十被るから一緒に行動した方がダブらなくて済むだろ」

碧「便利なように見えて不便だな」

悠「よく似たじゃなくて同一だからな」

悠(女)「まぁ、あーしは可愛いけど」

悠「鏡あるぞ」

悠(女)「テメーも同じっての忘れんな今のさっき同一っていったばかりだろタコ」

悠「あー?」

悠(女)「あー?」

紅「ちょりーす、なんだ夫婦漫才か?」

悠(女)「夫婦でねーし」

悠「百歩譲って鏡漫才だ」

紅「漫才は漫才なんだな」

悠「ばんざーい」

悠(女)「ばんざーい」

碧「ウザさ二倍、くだらなさ二倍だな」

悠「またまた冗談ばっかり」

悠(女)「またまた冗談ばっかり」

碧「ハモんな」

紅「けど、風雷コンビほどではないのな」

悠「あれは完全タイミング一致系だからなほとんど神技術だぞ」

悠(女)「同一の人間でも多少なりのロスが出るのに赤の他人同士があそこまでシンクロするのは以上だべ」

紅「コンビ力って感じか」

悠「むしろコンビ愛かな。そのくらいのレベルでなきゃ無理だ」

悠(女)「あーしらにはそんなものないし」

拳二「芽生えさせて究極のサラブレット作れよ。」

悠「イヤじゃボケ」

悠(女)「究極でもなんでもねーし」

紅「でも白巳の子蛇ちゃんは悠たちのこと親と思ってるんだろ」

悠(女)「誰が言ってた」

紅「真桜の嬢ちゃん」

悠「あんにゃろう…」

拳二「かっかっか、お前はホント妙なことに派縁があるよな」

悠「やかましいわ!!」
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