ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/23/夜)ー

ともき「夕飯何にしようかな……」

亮「主夫みたいだな」

悠「鍋」

ともき「この暑いのにか?」

悠「暑いからこその鍋だ。っか、鍋は一年間食べられる料理だし」

ともき「ああ、そう。」

悠「ただ二日連ちゃんで鍋すると真桜がもの凄く不機嫌になるんだよな。三日目になると食卓にも着かなくなる」

ともき「やめたげろよ。ただでさえ暑いの嫌いなんだから」

悠「だって大人数だと鍋は最高だろ。おれはひとりでも喰うけど」

亮「ひとり鍋かよ」

悠「その場合具材は豚肉、ほうれん草、豆腐の三種。あとはご飯おかわりの連続!」

亮「なんか凄いな……」

ともき「栄養バランス悪」

悠「ビールで補う」

ともき「補うの無理だろ」

悠「無理じゃなく麦です」

ともき「ぶっ飛ばすぞ」

悠「よし、受けてやれ亮!」

亮「俺がかよ?!」

悠「受け流し、受け流し!」

亮「……くるか?」

ともき「いかない」

悠「なんでだよ?!」

ともき「なんでだよはこっちのセリフだ!」

悠「なんとなく」

亮「……俺も殴りたくなってきた」

悠「よし、受けてやれともき!」

ともき「亮のウチは晩御飯なんだ?」

亮「さぁ……いつもオフクロが適当につくってるけど俺晩飯は外のが多いんだよ。道場いってる時間帯だし。」

悠「無視ですか、そうですか、いじめですか?」

碧「当然の反応だと思う」

悠「いいからビール出せよ!」

碧「頼んでねぇだろ!!」

悠「じゃあ冷えたビールひとつ、はい、頼んだー」

碧「イラ……」

澪「はいはい、ビールだな」

碧「……」
スッ……ぴきん!

悠「んー……カッチンコッチンに凍ってまったく飲めやしない。ほーら、見てみて逆さにしても微動だにしない」

亮「どうすんだそれ……」

悠「どーしてくれるんだコラ!」

碧「冷えたビールだ」

悠「凍ってるビールだよ!今じゃなく東だよ!」

ともき「分かりにくいことを……」

悠「ったく……ふんっ!」

コン……ガシャっ!!

亮「うーわ……なかだけ砕けてぐしゃぐしゃになった」

ともき「凄いけど、どうするんだ」

悠「え、普通に喰うよ?ガリガリ、ボリボリ」

ともき「クラッシュアイス感覚かっ!」

悠「ごりごり……よくよく考えたらおれかき氷にビールかけて食うしコレはコレで普通に美味いよ、ガリガリ……あんっ……頭キーンときたっ」

亮「なんでも有りだな……俺もあれ一つもらっていいかな」

ともき「食べたくなったのか……」

亮「ビールじゃなくてオレンジジュースで」

ともき「……俺もひとつ」

澪「お前のせいで妙なものが流行り出したぞ」

碧「イヤ違うだろ?!」

悠「けど、これ夏場はウケルと思うぞ、ボリボリボリリ」
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