ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/20/夜)ー

拳二「あっちぃなぁ……。」

澪「エアコン強めましょうか?」

碧「俺を見ていうなよ」

拳二「あー……そうじゃねぇんだ。店ン中入りゃぁいいんだけど。外は暑くてたまらん」

氷室「服装を改善すればいかがですか?」

拳二「そーおもったんだがなぁ。」

氷室「なにか問題が?」

拳二「親父……あー、組の方のな。親父が小うるさくてなぁ。俺ぁくらいの幹部組は身なりはキッチリしろって」

氷室「なるほど……それでもダークスーツは夏だと地獄ですね」

拳二「地獄だよホント」

悠「ちぇき」

拳二「おぅ」

悠「なんか最近よく合うな」

拳二「嬉しいだろ」

悠「嬉しいよ」

拳二「……あぁん?!」

悠「嘘だよバーカ」

拳二「……」

碧「子供かよ」

ともき「超ひねくれた天の邪鬼だよ」

悠「そんなに崇めるな」

ともき「お前を崇めるならその辺に居る蛙にでも手を合わせるよ」

悠「ツンデレだなぁ」

碧「ツンデレってなんなのか分からなくなるな」

悠「……あー、おれ?」

澪「世界中のツンデレスキーに刺殺されろ」

拳二「刺されたって死なねぇよ。」

悠「死ぬしお前が言うな」

氷室「今のをツンデレ風に言うと」

悠「し、死なないわけないでしょ!てゆーか、アンタが言わないでよねっ!ふんっ!」

ともき「ちっ」

澪「チッ」

碧「チッ!」

悠「おい、舌打ち雀の巣窟かここは?」

拳二「お前がなんなのかときどき分からなくなる」

悠「……精霊?」

碧「俺の持つ全権限と誇りにおいてお前のようなのを精霊とは認めない!絶対にだ!!」

悠「マジ顔で拒否られた」

澪「今のは仕方ない悠が悪い」

悠「悪いとまで言われたよ……いいですよ、どうせボクは夢見がちな少年ですよ」

ともき「少年も無理があるだろ」

悠「だってさおっさん」

拳二「……」

氷室「いきなり話の方向を変えてきましたね」

拳二「……あぁん?ってか俺ぁの話ししてねぇだろ」

悠「そこに気がつくまでが遅い」

拳二「突然話し振るからだろ」

悠「だってさ」

ともき「なんで、それを俺に振るんだろうな」

悠「あ、ビールひとつ」

碧「どんなタイミングでだよ」

悠「いや、なにも頼んでなかったし」

氷室「私もハイボールおかわりいただけますか?」

拳二「日本酒ロックで頼む」

ともき「ウーロン茶」

澪「はーい」

碧「……なんなんだコイツら」

悠「茶番続けるのだって結構喋るから間で喉を潤おしとかないと辛いだろ」

碧「あー……もう普通に茶番っていうんだな」

ともき「悠が喋り出したらそれが茶番のスタート思ってたらいいよ」

悠「全力全弾が茶番と思うなよ。おれだって三万年周期くらいでまとまなこというよ」

氷室「一度聞きのがしたら次がありませんねソレ」
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