ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ー小鳥遊邸:広間(5/12/夜)ー

悠(女)「おかえりんこ」

悠「ただいまん」

恋「ボケがっ!!」

ゲシッ!
悠「痛っ?!」

恋「こっちも阿呆がっ!!」

ゲシッ!
悠(女)「きゃんっ!!」

ゆうな「お母さんの艶声いただきました」

ゆえ「ただいまー……」

白巳「しゅぴ~……」

真桜「うるせーぞなの。帰ってきただけでいきなり騒ぐななの近所迷惑なの。ちなみに隣にはどれだけ迷惑かけてもいいぞなの」

窈「真桜ちゃんと白巳ちゃんならいくら騒いでも迷惑にならないよ。むしろご褒美さ」

悠「おい、なんで居る。それとおれの娘が入ってないのはなんでだ。出禁にするぞ」

窈「いや、二人も可愛いし美人さんだけどね」

悠「あー?イヤらしい眼で見てると叩きだすぞコラ」

窈「どうしたら正解か教えてくれないかな?」

駒裡「悠君のいつもの冗談ですよ」

悠「こぉぉぉ……。」

窈「そうは見えないな……。」

真桜「なんでもいいけど、飯食ったならとっとと帰れなの」

窈「おっと、こんな時間か仕事しないと、教えてくれてありがとう」

真桜「ポジティブなやつなの」

駒裡「でも、十時五分前に教えてあげるのが真桜ちゃんさんの優しさですよね」

真桜「ゆえ、もちあげろなの」

ゆえ「はーい、よいしょ……」

ぎゅー
駒裡「いひゃいでひゅ、ま、まふぉひゃん、ほっふぇふぁ、ふぁんひゃいひゃいへふ~……」

窈「真桜ちゃんもついにデレが……感動だ」

真桜「人としての親切心で教えてやっただけなの。妙な期待を抱いても真桜の所有権は悠であることに変わらないなの」

悠「別に所有物ではないけどな」

窈「この恨みは忘れねぇからな」

悠「いいから帰れ」

悠(女)「っか、恋。蹴るなよ。尻が四つに割れたらどうしてくれる」

恋「くだらん事をほざくからじゃ!!」

悠(女)「ちょっとしたユーモアだったのに」

悠「あれ、そういや、デコとカゲコは?」

恋「入浴中じゃ」

悠「あ、おれも風呂はいるかな」

悠(女)「じゃ、あーしも入る」

ゆえ「あたしもー……」

白巳「もー!」

ゆうな「総員配置について入浴準備」

ゆえ「おー……」

白巳「おー!」

真桜「風呂くらい静かに入れなの」

悠(女)「お前らは女風呂行けよ」

ゆうな「えー……」

ゆえ「おとーさんとはいりたい……」

白巳「ふあぁ……むにゃむにゃ」

悠「おれは良いけど恋がキレるかにらダメ」

恋「当たり前じゃ。混浴など認めん不埒な。」

悠(女)「あれ、あーしは?」

恋「ゆうは女風呂に入れる方が危うい」

悠(女)「なーんか納得いかんわぁ。」

恋「こればかりは恋の風呂掟を守ってもらう!」

悠「ほら、ほわいとすねいくが冬眠するまえにちゃんと風呂に入れてやれ」

ゆえ「はーい……」

ゆうな「合点」

駒裡「あ、そうだ。悠くん夕飯は?」

悠「あー……晩酌程度で」

悠(女)「あーしの分もヨロ」

恋「夕飯を食べておったのに」

悠(女)「ソレはソレ。コレはコレだ。」

駒裡「じゃあ、ごゆっくりどうぞ。でる頃に合わせて準備しておきますから」

悠「ありがと」

悠(女)「さーて、頑張って髪洗うかなー」



※恋の風呂掟
壱・混浴は禁止(例外は除く)
弐・ゆうは極力ひとりで入るか男風呂を使う
参・白巳は必ず誰かと一緒に入る(最悪悠でも可)
四・入浴剤の多量投入禁止
五・本及びゲームを持ちこまない
六・飲食&飲酒禁止
七・真桜はどっちに入ってもいいとする(本人がそれだけは譲らなかったので)
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