ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/10/夜)ー

悠「うーあー……」

ともき「肩でも凝ってるのか?さっきから腕まわしてばっかりいるけど」

悠「ちょっと腋をぶつけてな」

ともき「なに?」

悠「だからー、腋を床にぶつけたんだよ」

ともき「……どういうことだよ」

悠「こう、あくびしようとして腕をまっすぐ上に伸ばしてたら、いきなり雌狐が現れやがって、驚いた拍子にずっこけて腋を床にぶつけた。」

ともき「それにしても器用だな……腋をぶつけるって」

悠「あんなちゃんと直撃で腋をぶつけたのは初体験だったよ」

紅「しっかし……ともきも良く気がつくよな」

ともき「え?」

紅「いや、悠が腕まわしてるのとか。普通気にしないぞ。そんな細かいこと」

ともき「いやいや、近くに居たら普通に気がつくから」

悠「そんなにおれのことを見てるのね。」

ともき「もう一回、腋を強打しろ」

悠「ヤダよ。めっちゃ痛かったんだぞ。それなのにあの雌狐っ!」

ともき「一応聞くけど揺光さんのことだよな?」

悠「そうだよ。谷間と太股見せたら許されると勘違いしてる奴だ。」

紅「許したんだろ?」

悠「許したよ」

ともき「勘違いしてるんじゃないか」

悠「へへっ」

ともき「照れてる理由が分からない」

悠「説」

ともき「知りたくもないぞ」

悠「明して……コイツ、釘さしやがった」

紅「読まれてるな思考を」

悠「ともきはワンパターンなだけだという」

ともき「ワンパターンなだけ……」

悠「これが本当の思考の読み取りだ」

ともき「お前その無駄な才能を他に生かせ」

悠「他の事では生かせないけどこうやって話しの種にできる程度の技才だよ!!」

ともき「威張んな」

紅「話しは変わるんだが……悠は薄いのが好きなのか?」

悠「味付けはそこそこ濃いのが好きだが?それともコンドー……」

ともき「黙れって」

ゴッ!
悠「いぎゃんっ?!ちょ、腋を殴るな!」

紅「でなくて、ほらあの子、掃除婦の……」

ともき「恋ちゃん?」

紅「そーそ。あの子もミニスカの着物だけだし、揺光も似たようなもんで真桜の嬢ちゃんは紙みたいにペラッペラのワンピースだろ。そういう趣味なのか?」

悠「それはおれの趣味じゃなく各々の趣味だ。おれはメイドからスク水までコスは基本的になんでも好きだ。性別が女または可愛い系の男の娘なら」

ともき「悠、口開かない方が良いぞ」

悠「酷いなぁ。」

ともき「お前の発言がな」

悠「まぁでも、恰好や見た目云々よりフューチャリングだな。福ちゃんみたくいるだけで落ち着く系の人間が一番ほっとする」

紅「誰?」

ともき「福太郎さんは確かに落ちつくっていうかほっとするな」

悠「だろ。」

紅「おーい、二人して誰の話ししてんだよーう」
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