ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

稲葉「こんにちは」

澪「いらっしゃいませ。今日はまだ、悠きてないよ。」

稲葉「あらあら、渡すタイミングが無いわね。」

美喜「てゆーか、ラジオの時に渡せばいいんじゃないの?」

稲葉「そうね。そうするわ。」

美喜「それにしても……そのラヴレターの主って可愛いの?」

稲葉「どちらかというと綺麗系ね。成績もいいし、いい娘よ」

美喜「そんな娘がなんでカメムシにラヴレターなんか出すのかしら。」

澪「オーナー、ドンドン酷くなってます。」

稲葉「大丈夫よ。いい娘だけど、タイプ的に言えばダメな娘だから。」

澪「どうゆう事です?」

稲葉「えーとね。悠にラヴレター渡してって頼まれた時に一応、私も注意はしたのよ」

澪「なんて?」

稲葉「悠の部屋はAVとエロ本まみれよって」

澪「悠本人の知らぬところで評価が落ちる原因の一つは稲葉さんですね。」

稲葉「そしたら「男ならそのくらい普通、普通」っていったのよ」

美喜「普通なの?」

澪「特殊だと俺は思います。」

稲葉「だから、念を押して、悠はよく美少女の体液を飲みてぇが口癖で性奴隷が欲しいって言ってたって追加したの。」

澪「嘘ですよね。」

稲葉「もちろん。」

澪「……(悠が不憫に思えてきた。)」

美喜「流石にドン引きでしょうね。私なら2/3殺しにしてるわ。」

澪「それ、ほとんど殺してますから…」

稲葉「私も諦めると踏んでたんだけど…意外な返事がきたわ。」

『全然オーケー!むしろ有り有りです!』

澪「……」

美喜「その娘、病院連れてってあげた方がよくない?」

稲葉「なんか、そんな風に言われたら断るのもアレだし。渡したげるって約束したのよね。」

澪「まず、悠が変態みたいになってる部分を訂正したげてくださいよ。」

稲葉「それだと……面白くないでしょ?」

澪「鬼かアンタ…」

美喜「けど、訂正しても代わり映えしなくない?」

澪「いやいや、美少女の体液飲みたいとか違うでしょ。もっと普段の悠を…」

稲葉「ストリートギャングとヤクザにつけ回されて、警察の厄介にもなってて、ゲームオタクで口を開けばロリババァとか最高だろとかプ◯エの太ももに挟まれて萌え死にしたいとか前衛的な発想をするって言えばよかったかしら?」

澪「……」

美喜「五十歩百歩ね。どっちにしろ普通はドン引き。」

稲葉「真実は時に残酷ね。」

澪「っか、悪い所じゃなく、良いところ言いましょうよ……」

稲葉「男に好かれるとか?」

美喜「物欲がとめどないとか?」

澪「褒めてないですよね」

稲葉「人の良いところって難しいわね。ふふ。」

澪「わざといってますよね?」

稲葉「ふふふ」
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