ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/9/夜)ー

悠「なんっか暑いなぁ」

澪「そうか?なら、エアコン強めるか……」

悠「あー、いやそうでなくて……物理的に」

寅「あ?」

雷太郎「マティーニふたつ」

風太郎「カクテルの王様」

悠「お前ら……帰れよ」

寅「今日の便はもうねぇの知ってんだろ」

悠「あと二分で出向だろ」

寅「じゃあ、テメェ今すぐにこっから二分以内に乗り場行ってみろやハゲ」

悠「剥げてねーよ!!」

雷太郎「むしろ」

風太郎「切れ」

悠「なんで、切らなきゃならない。」

雷太郎「お前の髪は」

風太郎「夏場は見てて」

雷&風太郎「「暑苦しい」」

悠「色んな奴にいわれてるけど切らないね。あー、切らないね。切ってやるもんか」

寅「うっとうしいな……」

澪「いつものことさ」

悠「っか、言うほど暑苦しくもないだろ。こんなに靡かせてるのに」

寅「せめて纏めろよ」

悠「ソレはめんどくさい」

寅「何だコイツ」

風太郎「手に着けているゴムの意味が無いね」

悠「これはアレだ静電気避け」

雷太郎「それただの髪止めの用のゴムだろ」

悠「……ぐぅ」

寅「熱湯あるか?ぶっかけたいんだが」

悠「かけるのは女にだけにしとけ」

風太郎「気持ち悪」

雷太郎「キモイな」

悠「ひでぇ……」

寅「へっ」

悠「寅には鼻で笑われるし……。」

ともき「うーす」

悠「ちょうど良かった。ともき、コイツらになんとかいってくれ」

ともき「なんとか」

悠「はっはっはー……面白いやんけ兄ちゃん。そないな返し方ぁ誰に唆されて覚えたんや?あぁん?」

ともき「なんなんだいきなり…」

寅「頭おかしいんだよ」

ともき「それは前から知ってる」

悠「頭がおかしいんじゃなくて情緒不安定なだけだ」

ともき「病院行って来い」

悠「むしろ、病院がくるべきだ」

風太郎「ふふっ…」

雷太郎「今の……ツボだったのか?」

風太郎「ごめっ……ちょ、ツボった。くくっ」

寅「風の方は訳の分からんツボがあるんだな」

雷太郎「お前が風っていうな」

ともき「そこは気にするんだ……。」

雷太郎「……風は俺より感情豊かだからな笑いの沸点も低い」

悠「感情っていうか感受性だな」

雷太郎「でも、お前はそういうの差し引いてもそんなに面白い方じゃないけどな」

悠「聞き捨てなんねぇぞコラ。ともき、漫才見せてやろうぜこの疾風迅雷コンビの笑わせて腹筋腹筋崩壊させてやらぁ」

ともき「壁とでも話してろよ」

悠「おい!断るにしても酷過ぎだろ!!」

澪「あのさ……向こうで死にかけてるのが居るから」

「「「「えっ?」」」」

紅「~~!!」

ともき「紅……居たんだ」
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