ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(5/2/夜)ー

ゆえ「おなかすいた……」

悠「いきなりそれ?!」

ともき「ちゃんとご飯食べさせてもらってないのか?」

悠「人聞き悪い事いうなよ。吉音……もとい、新に負けず劣らず食べてるよ」

ゆえ「たべてる……」

白巳「るっ!」

悠「この前なんか五合炊いたご飯ひとりで片づけたもんな」

ゆえ「おちゃづけおいしかった……」

ともき「五合分のお茶漬け……想像しただけで腹がタプンタプンになりそうだな」

悠「そのあと真桜に素で平手打ちされた。幼女にマジで説教されると辛くなるって知ってるか?」

ともき「知らないし、知りたくない」

悠「ちなみにおれに対して手をあげるのは真桜で足をあげるのが恋、たまに会心の大一撃をかますのがゆえだ」

ゆえ「てへ……」

白巳「てへーっ」

ともき「サンドバックか?それとも本格的にマゾくなったのか?」

悠「誰がマゾだ。でもな、ひとつ自慢がある」

ともき「聞かなきゃダメか?」

悠「でもな、ひとつだけ自慢がある」

ともき「聞かなきゃ駄目なんだな……。」

悠「でもな、ひとつだけ……」

ともき「わかったよ!なんだよ!」

悠「専守防衛カウンター主義の真桜みずからに手を出させた男はおれだけだぜ」

ともき「お腹すいてるならクッキーあるけど食べるか?」

ゆえ「いただきます……」

ともき「どうぞ」

悠「澪、バーボントリプルでくれ」

澪「目に見えたやけ酒はやめろよ」

悠「肴はあぶったイカでいい」

澪「ねぇよ」

ゆえ「はんぶんこ……」

白巳「ありがとー」

ともき「お姉さんしてるな」

ゆえ「のぅ、すたんど……」

白巳「うしゃしゃー!」

ともき「それはもう忘れなさい」

悠「ほわいとすねいくを忘れたら……メイドインヘブンになるぞ」

ゆえ「ひつようなものは「ゆうき」である。わたしはすたんどをいちどすてさる「ゆうき」をもたなければならない。くちていくわたしのすたんどは36のざいにんのたましいをあつめてきゅうしゅう。そこから「あたらしいもの」をうみだすであろう。「うまれるもの」はめざめる。しんらいできるともがはっする14のことばにちせいをしめして…「とも」はわたしをしんらいし、わたしは「とも」になる」

ともき「わかった。忘れなくていい、忘れなくていいからストップしてくれ」

ゆえ「じゃあもうひとことだけ……」

ともき「ん?」

ゆえ「あした「しぬ」とわかっていても「かくご」があるからこうふくなんだ。「かくご」は「ぜつぼう」をふきとばすからだ……」

白巳「すぴぴっ……」

ともき「良く覚えてるけど白巳ちゃんが眠っちゃったぞ」

ゆえ「かわいい……」

悠「つぎ、スピリットのロック」

優希「お前さ喉壊すぞ」

悠「ふんっ、なめんなよ。バーボン流し込んだ時点で結構喉が悲鳴上げてるんだからな」

澪「水のめ水!!なに我慢してんだよ?!」

悠「そういうおれって哀愁が漂ってないか?」

澪「顔が見えないのに哀愁もなにもないだろ」

悠「げふっ……なるほど、一利ある」
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