ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(4/29/夜)ー

悠「目潰しって当たらんよな」

紅「目潰しってコレか?」

悠「そうそう、指二本で突き立てるっ……こっち向けるな、近いし、微妙に寄せてくな」

千夜「実際ピンポイントで当てるのは難しいだろうな……っというか、目「を」潰すだけなら顔面叩いた方が早いだろ」

紅「それはそうだけどな」

千夜「なんで、そんなこと聞いた?」

悠「いや、ただの思いつき。略して「ただおも」」

千夜「……」

悠「無視すんなよぅ」

紅「でも、目潰しも度合いによるわな。眼球潰すほどなのか一時的に視覚を奪う程度なのか」

千夜「そういう小技はお前の範疇だろ」

悠「目潰しって小技なのか?」

千夜「……さぁな」

悠「っか、おれそんな目潰しとか使わないけど」

紅「手の中に血溜めて投げつけてくるだろ」

悠「ああ、それはするな。けど、あれわりと成功率低いからな。厄介な奴だと関係なくツッコンでくるし」

紅「まぁ、落ち着いてら対処できないこともないか」

千夜「ふんっ」

悠「っか、こんな話題やめないか?」

紅「お前が言いだしたんだろう」

千夜「テメェがいいだしたんだろ」

悠「そうだったけ?」

千夜「記憶障害か何かか?」

悠「過去を振り返らない男なのさ」

紅「ふーん」

悠「おもむろにバット抜くなよ。あ、バットを抜刀する」

紅「……」

ゴンッ!
悠「……か、かすった。」

紅「今のは殴られても文句言えない発言だったぞ」

千夜「場所が場所なら銃殺だな」

悠「そーいうレベルで問題発言!?」

紅「ムカつくっていう枠に収まりきらなかったな」

悠「キレやすい若者の代表みたいな奴らだな」

千夜「若者関係なしに誰だってムカつく」

悠「HとA、HとA、HとAでHAHAHA~」

紅「割っていいか?」

悠「何処を?!」

紅「胸骨」

千夜「膝の皿」

悠「あと引く痛みが発生する部位ばかり」

澪「あと引く痛み以外の部分なんてあるのか?」

悠「あー……頭蓋骨」

紅「死に直結する部位だな」

悠「だから、こんな話止めようって」

千夜「事の発端はすべてお前だとわかってるか?」

悠「まさかど」

紅「アリ塚だっけ?」

千夜「首塚だろ」

悠「平将門の首塚、平将門の首を祀っている塚で将門塚とも呼ぶ。」

千夜「相変わらず妙なことには詳しいな」

悠「何度か見にいったし」

紅「そんな地下場だったけ?」

悠「千代田区大手町だよ。今からいくか?」

千夜「いかねーよ」

紅「面白いのか?」

悠「え、いや、碑石がある程度だけど」

紅「じゃあいいわ」

悠「観光名所って訳じゃないんだぞ……
。」
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