ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠「麻雀ってのはアタマひとつと三枚の組み合わせを四組作るゲームだ。」

亮「ふんふん。」

紅「ほうほう。」

千夜「……」

澪「悠達は何してるんです?」

美喜「麻雀の打ち方を教えてるらしいわ。」

澪「へぇ…ちょっと俺も聞いてきていいですか?」

美喜「お好きに。ついでにこれ運んどいて。バックスフィズ」

バックスフィズ
8度中口ビルド

シャンパン適量
オレンジジュース60ml
スライスオレンジ
ミントチェリー

氷を入れたグラスに冷えたオレンジジュースを注ぎ、冷えたシャンパンで満たして軽くステアする。

澪「悠、バックスフィズだ。」

悠「お、サンキュ。」

澪「俺も混ざっていいか?」

悠「いいぞ。っても超基本的な事しか話してないけどな。」

澪「俺もまだ初心者だし丁度いいよ。」

悠「OK。じゃ話を戻すぞ。さっきも言ったが、麻雀は4面子、1雀頭を揃えるのがルールなんだが。同じ種類の数牌で、数字が連続してる三枚を順子(シュンツ)、同じ牌を三枚組み合わせたのを刻子(コーツ)、あと同じ牌を四枚集めた組み合わせをカンツっという。」

澪「一、二、三萬や五、六、七萬を順子。6、6、6筒とかで刻子。南南南南でカンツって感じな。」

亮「一萬、二筒、三索でもいいのか?」

悠「それはダメだ。ピンズならピンズ。ワンズならワンズな。」

紅「八、九、一萬では?」

澪「それもダメ。九から一には飛ばない。」

千夜「つまり、麻雀は14枚目の牌であがりなんだな。。」

悠「醤油こと。あと一枚であがりになる状態をテンパイっていう……試しにこれのあがり牌は?」

一・三萬、4・5・6索、9・9筒、北北北、中中中

亮「えーと、頭が9筒で…」

千夜「二萬だ。」

悠「正解。テンパイもいろいろある。カンチャン、ペンチャン、シャンポンのテンパイはあがり牌の枚数が四枚。」

カンチャン待ち例
4筒?6筒
あがり牌は5筒

ペンチャン待ち例
1索2索?
あがり牌は3索

シャンポン待ち例
?六・六萬・南南?
あがり牌は六萬、南

澪「ちなみにあがり牌が八枚ある両面待ちはあがりやすい。」

?三・四萬?
あがり牌は二・五で八枚。

千夜「って、事はこれなら三面待ちか?」

?二・三・四・五・六萬?

悠「千夜は覚えるのが早いな。正解だ。あがり牌は一・四・七萬だ。」

澪「あと、アタマ待ちってのもあるぞ」

アタマ待ち例
9索?

あがり牌は9索

悠「じゃ今日の復習。これは何待ちだ?」


三・四・六六六萬、7・7・7索、7・7・7筒、西西


四・四萬、1・1・1・6・7・8索、4・6筒、中中中


1・2・6・7・8索、北北北、發發發、白白


六・六・七・八・九萬、6・8・9索、7・8・9筒、南南


一二三四五六七八九萬、9索、555筒


二三四五六萬、567筒、北北、發發發

千夜「……できた。」

亮「え、マジかよ。」

紅「①は二・五萬の両面待ちで…」
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