ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(4/19/夜)ー

紅「ジャンケン」

悠「ポンっ!うっし、勝った」

紅「ちぇ、じゃあやるよ」

悠「うひゃひゃ」

ともき「タコ焼きのとりあいって子供か」

悠「子供じゃないから平和的にジャンケンで決めたんだろ」

紅「殴り合ってたら冷めちゃうしな。短期決戦だ」

ともき「久しく忘れてたが……お前らは戦闘民族だったな」

悠「別に満月みてもラージャンにはならないぞ」

紅「波は出せるじゃん」

悠「出してるんじゃなく圧してるんだけどな」

ミハイル「それより貴様、僕になにかいうことはないのか?」

悠「なんで死なないんだ?」

ミハイル「詫びんかポゲッ!!」

悠「ぽげっとかいわれたよ」

ともき「なんか序盤の雑魚モンスターみたいだな」

悠「ぽげー」

ミハイル「っていうか、なんで僕がボコボコにされなくちゃいけない!」

紅「んー……テンションが上がってんじゃないか?」

悠「荒ぶる日本カモシカのポーズ」

ともき「なんで日本カモシカ……しかもどう考えても二足歩行じゃないだろカモシカは」

ミハイル「そんなことはどーでもいい!僕に誠心誠意をもって詫びろと言ってるんだ」

悠「ごみーんね」

ミハイル「磔刑にしてマリアナ海峡に沈めてやろうか!」

悠「あー?やんのかコラ。おれは自分より弱いやつには容赦しねーぞ」

ともき「最低なこと言ってるぞコイツ」

悠「しかも、特定の奴には全然依怙贔屓するぞ!だって人間だもん!!」

紅「今日は薬が決まってるのか?」

悠「普段の三倍虹色の錠剤飲んじゃって」

ともき「その薬いますぐ破棄しろ」

悠「冗談だ。おれはそんな怪しげな薬飲んでない」

ミハイル「あれ、僕と同じじゃないのか?」

悠「あー?」

ミハイル「僕は朝晩マーブルカラーのお薬を三十錠飲んでるぞ」

悠「ごめん……なに薬?効能は?」

ミハイル「それ一粒で僕が患っている生活習慣病、水虫、深爪etcが治る薬だ」

ともき「なんで、水虫とか深爪の薬を飲むんだよ……普通は塗り薬とかだろ」

紅「爪生やしたり、体内から水虫菌とか殺すんじゃないのか?」

悠「それにしたってマーブルカラーの薬とかSUN値だけでなく全てのパラメーターがダウンしてバステ(バッドステータス)を受けそうだぞ。」

ミハイル「慣れればチョコみたいで綺麗だぞ。見せてやろうか?」

ともき「吐き気をもようしそうだから是非やめてくれ。」

ミハイル「では、ご披露しよう」

ともき「なんでだよ!」

悠「オラっ!」

ドゴッ!
ミハイル「ぎゅびゃぁっ!?」

紅「クリーンヒット」

悠「コイツはひとの嫌がることを喜びにしているからな最低なやつなんだよ」

ともき「悠と同じか」

悠「酷くない?」

ともき「違うのか?」

悠「まぁー……いいですけどぉー」

紅「本気では否定できないんだな」
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