ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(4/18/夜)ー

悠「今日レンタルビデオ屋でAVコーナーみてきたんだけどさ」

ともき「開口一番になにいいだしてる」

悠「いや、ホント作品が最近はいろいろとすげーなと思ってさ」

紅「例えば?」

悠「密閉バスの中でお前らは性奴隷とか、言葉は通じなくても塗れ具合で分かる……とか」

ともき「日本の終わりも近いかもな」

悠「欲望は細分化したらキリが無いんだよ」

ミハイル「日本のエンタティーメントは凄いな」

ともき「これが日本の文化だと思われたくない」

悠「ちなみにエロ漫画は日本のレベルは高水準だから誇れる文化だぞ」

ともき「あらゆる意味で終わってるな」

悠「ともき、その発言は世界を敵に回すからやめとけ」

ともき「世界規模でかよ!?」

紅「エロってすげぇな」

ミハイル「欲望は人間のガソリンだ。ボクもお金になるなら燃える」

悠「焼き豚にでもなるのか?」

ミハイル「燃えるほどヒート!!」

悠「あぁぁあぁぁあぁぁっ!それは俺が言う奴だろっ!!!!!!」

ともき「一人称が「俺」表記になるくらい悔しがるなよ」

悠「だってよおぉぉぉおおぉぉお!!!」

紅「わぁ……うるさい」

ミハイル「そうそう、今日は発明品を持ってきたんだ」

悠「なんだ?くだらないもんだったらぶっ壊すからな」

ともき「切り替え早いな」

ミハイル「まずはコレ、両刃包丁」

ともき「ただのナイフだな」

悠「切り身にしてやろうか?」

ミハイル「ふふん、これは片場が刺身包丁、片刃が中華包丁になってる優れ物だぞ」

ともき「全然ダメだと思う」

ミハイル「なぜだ?!」

ともき「まず重い、これじゃあいくら刺身包丁でも身が傷つく。つぎに中華包丁側だけと逆も刃になってるから振ると危ないし、バランスが取れてないからやっぱり均等に切れない」

紅「帯に短し、襷に長しだな」

ミハイル「……まぁ、こんなものは冗談だ」

ぽいっ!
悠「包丁をなげんなっ!」

ゴスッ!
ミハイル「ぎゃんっ!んんっ……っはぁ!」

紅「いま、頭に刺さってたよな?」

ともき「俺はなにも見てない、見てない、見てない……」

悠「コイツが頭刺したくらいで死ぬわけがない」

紅「……っていってるけど」

ともき「聞こえない、聞こえない……」

ミハイル「なんだ、コイツ。すこしメンタルが弱くないか?」

ともき「お前らが異常なんだ。頼むから非日常を押し付けないでくれ」

悠「ともきのSUN値が下がってるな。おれのLP分けてやろうか?」

ともき「LPってなんだ、ソウルスティールで吸われて完全死亡するやつか?」

悠「ラヴポイント」

ともき「いらん」

ミハイル「僕はMPがたくさんあるぞ」

紅「マジックポイント?」

ミハイル「ミハイルポイント」

悠「無くなってしまえ」

ともき「っていうか、正体不明のポイントを設定するな」
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