ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~7

ーラスタ・ラヴ(4/16/夜)ー

悠「なっか……生ぬるいな」

澪「今日は夜も暖かいらしいからな」

悠「暖かいじゃなく、これは絶対に生ぬるいだろ。握って持って帰った粘土みたいだ」

ともき「例えが分からん」

悠「じゃあ……口に含んで三回くらいうがいした温度」

ともき「最近発言がホント気持ち悪いな」

悠「……ともき」

ともき「ん?んんっ?!」

悠「ちゅ…レルッ。」

ドンッ!
ともき「ぺっ……なにしやがるっ!」

悠「今絡めた舌の温度的に生ぬるい」

ともき「ブッ殺すぞてめぇ!」

悠「ド直球にいわれた?!」

澪「あの、そういうのは他所でやってくれ」

ともき「好きでやってねぇよ!こんなもん強姦と同じだよ!!」

悠「怒ってる?」

ともき「これが怒ってないように思うんだったら、お前は今すぐ目玉くりぬいて銀紙に来るんで捨てちまえ!」

悠「どうしよう矢次に罵声を浴びせられる」

澪「原因を作ったのはお前だ」

悠「もういっかいしたらいいかな?」

ともき「やってみろ、噛みちぎってやるからな」

悠「噛みちぎられる覚悟を持ってやればいいんだな」

ともき「引くことを覚えろ!!」

悠「攻撃は最大の防御」

澪「キスは攻撃の手段じゃないからな」

悠「キスで殺すなんてのが昔流行っただろ」

ともき「しらねーよ」

悠「でも、不愉快じゃないだろ?」

ともき「お前の存在が不愉快になってきてる」

悠「あはは、またまた、ともきも冗談が上手くなったな」

ともき「頼むから会話してくれ」

悠「してるじゃないか」

澪「俺から見ても会話になってないのだけは分かってる」

悠「あるぇ?」

ともき「本当に病院行けよ」

悠「病院から来い」

ともき「無茶苦茶いってんなよ」

悠「こーみえて健康体のおれは病気とは縁が無いのだ」

澪「ベニテングダケとか美味しくいただいてそうだもんな」

悠「あー……おれ、キノコ食べれないからダメだわ」

ともき「毒は無視か」

悠「でも、キノコ食べさせたりするのは好きかなー」

ともき「脳の中にもキノコ生えてるんじゃないか?」

悠「誰がエキノコックやねん」

澪「冬虫夏草かもな」

悠「そういえばゴールデンウィークに行きたい場所があるんだ」

ともき「この話の流れで……どこだよ」

悠「寄生虫博物館」

ともき「……」

澪「……」

悠「8メートルの日本海裂頭条虫を見てみたい。目黒にあるのは知ってたんだけど行く機会が無くってさぁ。本物の回虫入りペンダントとか売ってるんだぜ。いっしょに見にいかないか?」

ともき「ひとりで行け」
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