ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(4/12/夜)ー

千夜「なぁ、腕筋って……やっぱ腕立てとかしてんのか?」

金剛「昔はそうだったな。今はプールの底に沈められた鉄球とか持ち上げさせられてる」

千夜「規模が……ちげぇ。」

ともき「向こう珍しい組み合わせで話してるな」

悠「キーっ金剛ったら他の男にデレデレして浮気だわ!!」

ともき「金剛さんが不憫だし、千夜にはいい迷惑だ」

悠「にゃーん!」

ともき「チッ」

悠「舌打ちってさ……そう、相手と目を合わせながら打つもんじゃないよね」

後楽「なぁに、おじさんも経験あるから気にすんなって」

悠「コイツと一緒とか……HEEEEYYYYあァァァんまりだァァァァ!!」

ともき「お前……それ好きだなぁ。」

悠「日常でかなり使いやすい。」

ともき「普通つかわねぇよ」

窈「やれやれだぜ……。」

後楽「お株取られたな」

悠「お前は……おれを怒らせた…。」

窈「いいじゃないか、最近出番が無いんだからもーすこし目立たせてよ!」

悠「お前のピークはもう過ぎたんだよ。ブームは一瞬なんだよ!」

窈「それはいっちゃいけないだろっ!」

悠「天に帰る時が来たのだ……!」

ともき「いや、それ北斗の拳だろ」

後楽「そうだぜ、兄ちゃん。窈をそんなにつんけんすんなよ」

ともき「え?」

悠「あー?」

後楽「窈は悪い奴じゃないぜホント」

窈「あの……フォローしていただけるのは恐縮なんですが、そろそろ貸したお金返してくれませんか?俺もだいぶ返せたとはいえ本筋の借金がある身だし」

後楽「ちょっと今手持ちが無いんだ。今度まとめて返すよ。っーわけで、軍資金として金貸してくれ兄ちゃん」

ともき「すげぇな、右から左で平気な顔して堂々と金借りようとしたよ」

悠「てめーはおれを怒らせた……。オラァっ!」

ゴスン!バリン!!

窈「あ……」

悠「くっ……狸の置物を変わり身にしたか」

ともき「逃げ足はハイスペックだな」

悠「狸の本質は化かすことらしいからな……。」

窈「こーゆー能力を上手いこと仕事に使えないのかな。手品師とか」

後楽「おじさん、働くことが出来ない体質なんだよ」

悠「ドラドラドラドラァッ!!」

ガジャン!!

ともき「置物二つ目……。」

悠「くっ……」

窈「すげぇ。本当に逃避能力だけはすげぇ……」

悠「このやり場の無い怒り……どうしてくれようか」

ともき「落ちつけよ」

千夜「なに騒いでる?」

金剛「おい、お前ら今日うちの店、団体割引してるけど喰いにこないか?」

悠「わーい、いくいくー!お肉大好き、金剛ちゃん大好きー!」

ともき「あ、単純だ」

窈「ははは……。」
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