ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(4/3/夜)ー

悠「日本酒、ジョッキで」

澪「はいよ。」

ドンッ!

神姫「頭悪そうな酒の飲み方すると身を滅ぼすわよ」

悠「これがスピリットとかだったら危ないが幸い日本酒だ。問題ない」

ともき「日本語がおかしい。幸いって頼んだのは自分だろ」

悠「ケプッ……うぃ~ゲーップ!!」

神姫「なんなのよ、そのワンテンポおいたげっぷは」

悠「必殺二段げっぷ」

ともき「何に対しての必「殺」なのか詳しく聞いてもいいか?」

悠「それは世界の理を覆すことになるからダメだ」

神姫「バーテンさん、それ貸して」

澪「これか?いいけど」

神姫「ありがとう。」

ドスっ!

悠「ひぎぃっ?!」

神姫「はい、返すわ」

悠「澪!やすやすとボールペンなんて貸すな!横腹に突っ込まれたぞ」

神姫「アイスピックでもよかったのに」

ともき「ボールペンで良かったな」

悠「ちなみにアイスピックでも横腹?」

神姫「まさか、そこまで酷いことしないわよ。耳たぶに穴開けるだけ」

澪「ピアス穴で済むな」

悠「すまねぇよ!化膿するよ!!」

神姫「悠なら平気よ」

ともき「よかったな信用されてるぞ」

悠「うわーい、やったー……って、なりませんよ?」

神姫「男のくせにガタガタいわないでよ」

悠「おれは刺青もピアスも一生入れないの!!身体は大事にするのっ!!」

ともき「身体を大字にする奴は日本酒をジョッキで飲まない」

悠「百薬の長です」

神姫「……」

悠「「なんで、息してるの?」って顔で見られてる」

神姫「おおむね正解だわ」

悠「否定してくださらなかったよ」

ともき「認められて良かったな」

悠「こういうのは認められたっていうのかな……うん、ポジティブに考えてイエスと取っておこう」

神姫「……」

すっ……ピッ!!パチンッ!!
悠「いいてぇッ?!」

ともき「……今何がおこった?」

神姫「水滴を氣で固めてぶつけただけよ。弩躬もされたことあるでしょ?」

悠「威力は断然低いけどこっちのが精神的にくる。ほっぺたがジンジンする。」

神姫「もっと硬くして撃つこともできるわよ」

悠「やめて。」

ともき「それって……悠みたいに手ぐしゃぐしゃにならないんですか?」

神姫「ちゃんと氣の制御が出来ていたら怪我なんかしないわ。悠はコントロールが悪すぎるの、ついでに燃費も。例えるなら速球MaxだけどスタミナとコントロールがGの投手みたいなもの」

悠「おれは野手作る方が好きだけどな」

神姫「後はそれをいかに自由に操るかがポイント」

ピッピッピッ……パチンパチンパチン!

悠「痛い痛い痛いーー!」

神姫「……ねっ?」

ともき「あっ、はい。凄いです。」
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