ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ー三日月(3/28/夜)ー

悠「ラジオお疲れっした」

凛「突然呼び止められてビックリしたわ。けど、楽しい物ね」

悠「まぁ、なんも考えずトークオッケーっすからね。本当はメメタァで突っ切りたかったけど……」

恵瑠「ぶー」

悠「どうした牛ガエル」

恵瑠「ぶもぉー……って、誰が牛がえるですか!!」

悠「そんなにおれにメメタァされたいのか……。」

恵瑠「嫌ですよ。絶対後ろの石だけ砕けないでしょ」

悠「あ、分かるんだ」

恵瑠「ふふん。センパイが話してたりした漫画はしっかりチェックしてますよん」

悠「え、ヤダ、ストーカー?」

恵瑠「しばきますよ」

悠「いったい何をそんなに怒ってる」

恵瑠「だぁ~って、私だけなんでラジオ出てないんですかぁ」

悠「今日夕方五時ごろなにしてた?」

恵瑠「グラビアの撮影」

悠「仕事してんじゃん」

恵瑠「それはそれっ!これはこれですっ!」

悠「こういうとき、恵瑠が残念な子なんだなって思っちゃうよ……。」

恵瑠「素でそういうこといわないでくださいですっ!」

悠「気になってることがある」

恵瑠「はい?」

悠「今日は香ばしい匂いがしてるけど……魚?」

凛「えぇ、ぶりの照り焼きがあるわよ。食べる?」

悠「おねがいしまーす。あと、ご飯とお味噌汁」

凛「はい、かしこまりました」

恵瑠「……え?私の話しは?」

悠「なんだっけ?」

恵瑠「……センパイは私のこと嫌ってますね」

悠「おれは嫌いな奴と普通に談笑できるほど人間できて無いのと、女に嫌われることはあってもおれが嫌うなんてことはよっぽどじゃないとありえない」

恵瑠「つまり……私ラヴですか?」

悠「お前も結構な0‐100だな。馬鹿言ってないでビールもらえないか」

恵瑠「はーい」

悠「ったく……。」

凛「ふふっ、悠くんも嫌われることなんてあるの?」

悠「えぇ……ただ、好きか嫌いか分からない相手に、ゴムを手にはめてたらパチンと弾かれたり。髪を引っ張られて首グキッてされたりします。というか……おれの知り合いはなぜかおれが痛い目や辛い目に遭うと喜ぶ人らが多い……。」

凛「……苦労してる?」

悠「はは……慣れてますから。大丈夫です……えぇ、大丈夫……ですよ」

凛「……ごはん大盛りにしとくわね」

悠「あざっす!」

恵瑠「あ、これ全然気にしてないですよホント。」

悠「その程度のことで気にしてたら10回は胃が破裂しているよ」

恵瑠「鋼の精神をもつ先輩が素敵ですっ!!」
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