ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(3/26/夜)ー

悠「ハッ……どこかで誰かがおれに代わってメタな発言した気がする」

ともき「なんの予感だよそれ」

悠「こう……なんかビビっと来たんだよ。見ているなジョースター的な」

ともき「発言がほぼ病気だぞ」

悠「人はだれしも心に病を患っている」

窈「……恋の病とか?」

悠「はぁ?精神疾患に決まってんだろ」

ともき「腐ってる」

悠「誰が巨神兵だ」

窈「早すぎたのか……」

悠「っか、なんで居るの?」

窈「えぇ……なんでって…。」

ともき「というか、俺らが入る前から居たよな」

悠「最近視界に入れないようにしてるんだ」

窈「酷くないか?」

悠「大丈夫だ、画鋲よりはまだ好感度がある」

窈「下から数えた方が速そうだな……。」

悠「そうだな」

窈「普通に認めてくるんだけど、いつもこんななの?」

ともき「こんなです」

窈「誰にでも?」

ともき「誰にでも」

窈「学校でイジメとかにあってないかな?心配になってきた」

悠「お前に心配されるいわれはないっ!!」

ともき「コイツをいじめようなんて人間は卓越した領域の方々だけですよ」

悠「それはそれでスゲェ嫌」

窈「心配になるなぁ……。本当に」

ともき「そうでもないですよ。悠はひとによって態度を返れるほど器用じゃないけど、敬語や嫌味の使い方は一流だし」

悠「もっと褒めたまえ」

ともき「そもそもイジメられた事に気がつかない」

悠「それはどうかな……」

ともき「じゃあ、もし朝教室に来て机に花が飾られてたら?」

悠「まぁ、とりあえず枯らしたらアレだしすぐに持って帰るかな。」

ともき「上履きがなくなってたら?」

悠「諦めて帰る」

ともき「机のなかの教材がなくなっていたら?」

悠「授業受けなくて良くなったから帰る」

窈「……」

ともき「でも犯人は?」

悠「分かった時点でS・ウルフ使って心底ビビらせる。傷つけはしないけど、白髪になるくらいビビらせる。」

ともき「っとまぁ……虐めるより毎日学校へ来させる方が難題です。最近では小鳥遊悠という生徒は実は幽霊なんじゃないかと学校の怪談めいた存在になりつつあります」

悠「失礼だな。週に三日は登校してるのに」

窈「悠……ちゃんと学校行こう。」

悠「だが、断る」
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