ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(3/25/夜)ー

拳二「よぉうすっ!!元気にやっとるか?」

悠「うぜぇ……このハイテンションマジいただけないわ」

拳二「かっかっか。月に一度の大事な日じゃねーか。テンションもあがるっての」

悠「ま、今月は余裕の黒字だから、おれも機嫌良く払ってやるけどな」

拳二「ほう、やる気出したのか」

悠「臨時的にいい店員がついたんだよ」

拳二「あー?」

悠「気にすんな」

拳二「ま、なんでもいいがぁ。どうする機嫌いいんだったら、たまに大人の店いかねぇか?」

悠「いかん」

拳二「なんでぇ、即答かよ」

悠「……」

拳二「はー……もしかして肉屋のことを気にしてんのか?」

悠「……」

拳二「済んだことだし忘れろ。アレはお前は悪くねェし、どーしょうもなかった。」

悠「……」

拳二「むしろ、お前は死ななかった。それでいいだろ」

悠「あーもーうっせーーい!別に気にしちゃいねーよっ!!」

拳二「キレんなよ」

悠「っか、そーゆー無駄遣いすんなら、その金返せ!」

拳二「アホか、これは家賃だといっとろぉが」

悠「なんどもいってんだろ!!払った金をいきなり目の前で散財すんなって!!」

後楽「ここは間を取って、三等分して博打るってのはどーだ。うまくいきゃあ三倍だぜ?」

悠「やーかしゃー!引っ込んでろ!」

拳二「それはそれでおもしれぇな」

後楽「へっへっへっ、だろおう。」

悠「おいおい、ふざけるなよ。流石に温厚で平和主義のおれもブチキレるぞ」

拳二「おんこぉ?」

後楽「へーわしゅぎぃ?」

悠「わぁーわぁー……言葉にできないほどムカつく」

後楽「じやあ、こうしよう。兄ちゃんは賭博が嫌いみたいだし、綺麗なお姉ちゃんが居る所で飲む。これで決定!」

拳二「異議なし」

悠「もーいい、二人で好きにしてこいよ……」

拳二「なんだよ。本当にこないのか?」

後楽「長いもんにはまかれとくべきだぜ兄ちゃん」

悠「やかましいわボケっ狸!!」

後楽「なんかピリピリしてるぞ」

拳二「綺麗な姉ちゃんよりもっと若いのが良かったのかもしれねぇな」

後楽「あぁ。兄ちゃんはそっちの系統だったか……。」

悠「龍剄きこおぉぉぉ……。」

拳二「ま、気が乗らないなら仕方ねぇな。んじゃまたな」

後楽「あーぁ、行っちまった。」

悠「ふしゅぅぅ!」

後楽「兄ちゃん、おっちゃんが言うのもなんだが人間離れしてきてっぞ」

悠「失礼なことをいうなっ!」
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