ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(3/20/夜)ー

悠「んーーあぁーー世は事も無しだな」

崇「そうだな」

紅「いやいやいや、崇さんが大怪我してるだけで大事ですから」

崇「ああ、これは気にするな。本郷が気にし過ぎて大げさに巻いているだけだ」

紅「はぁ……。っていうか、俺も行きたかったのに」

崇「そうごねるな今回は俺も想定外の事態になった。」

悠「お前も計算を外すことがあるんだな」

崇「お前じゃなく窈を起用したのが間違いだった」

悠「なに、アイツとそんなに交流あるのか?」

崇「むしろお前は無いのか?隣に住んでいるんだろ」

悠「晩飯は食いに来てるみたいだけど、あんまり話さないな。」

紅「悠ってアレだよな。身内とは話さない人間なんだよな」

悠「やべぇ……否定出来ん」

崇「ははっ」

悠「……ご機嫌だな」

崇「久々の運動だったからな」

紅「いゃーけど、熊を素手で叩き殺すなんて芸当は運動レベルじゃないっすよ?」

崇「はははっ。」

悠「おい、本当に大丈夫かお前」

崇「痛み止めと雑菌殺しにモルヒネと抗生物質をちゃんぽんしててかなり気持ちいいんだ」

悠「酒呑むな酒!!なに高濃度のジャンキーしてんだよ」

崇「そこまでラリってない」

紅「崇さんの機嫌が良いならオッケーだろ」

悠「あっそ……。もう何にもいわんわ」

拳二「よぉーうす」

鈴猫「こんばんわ」

悠「なんか妙な組み合わせだな」

拳二「かっかっか。やきもちか」

悠「全然」

鈴猫「しゅん……」

拳二「気にすんな。アイツはいつもああだ。」

紅「っていうか、おっさんとじゃまずそーゆー関係ってありえないから心配する必要ないだろ」

拳二「失敬だな。姉ちゃんなら俺ぁの魅力もつたわっだろ?」

鈴猫「え、あー、えと……」

悠「類人猿には興味ないってさ」

拳二「あぁーん?」

鈴猫「ちょ、喧嘩はやめましょうよ」

崇「ははっ」

鈴猫「うわ……崇が笑ってる?!」

悠「薬が回ってんだよソイツ」

拳二「マジかよ」

崇「どうだろうな」

拳二「いや、いつも通りっぽいぞ」

悠「うーむ……わからなんな」

鈴猫「怪我の調子どうなの?」

崇「まだ鎖骨にひびが入ってるがそれだけだ」

紅「早く治してくださいよ」

悠「ひびなら一週間もあれば治るさ。おれも三日四日で治ったし」

崇「お前と一緒にするな」

悠「どーいう意味じゃい!!」
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