ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ー小鳥遊邸:広間(3/14/昼)ー

真桜「はぁ……昼間からごろごろだらだら、どうにかならんのかなの。」

悠「……もしかしてミー?」

恋「雷果は学校、楓子は自己鍛錬と独自勉学、それにならいゆうなも独自勉学、ゆえは白巳の世話。何もしていないのはお前だけじゃ」

悠「待てゐ!ゆうの奴も同じだろ」

悠(女)「あーしは最近バイト始めたんだよ」

悠「パードゥン?」

悠(女)「バイト」

悠「いつの間に……っか、なんの?」

悠(女)「轟さんの所でパンとコーヒーをいただきつつウェイトレスみたいなことをするバイト」

悠「ほぼ遊びだろそれ」

悠(女)「自給何と300円」

悠「色々酷いな。」

悠(女)「食いまくってるからな。っか、まぁ金っーより轟さんも歳のせいか結構無理してるぽいから介護だな」

悠「それ、いったら本気で切れるぞ」

悠(女)「だろうにゃ。あーしも冗談でも本人の前ではいわない。」

真桜「だらだらしてるよりいいなの。」

恋「お前もだらだらしてないでちゃんと学校へ行け」

ピンポーン!

悠「っと、誰か来たみたいだな。デコ」

楓子「はいですやよ」

真桜「はぁ……なの」

恋「誤魔化しおったな」

悠「茶屋と学校と街のパトロールでいっぱいぱいなのよ」

楓子「あ、あのー」

悠「お、どした?セールスか?だつたらバロンを嗾けて骨の髄までビビらせる遊びを……」

バロン『ガウッ?』

恋「やめんかっ!」

楓子「いえ、そうではなくて……こちらの方が」

ブロンド髪の女「お邪魔する」

「「「……誰(じゃ、なの)?」」」

ブロンド髪の女「突然の訪問失礼。社長に頼まれて悠副社長を迎えに来た。」

悠(女)「だってさ」

悠「オヤジの使いかよ……。そしてその呼び方で思いだした。ミッシェルちゃんか」

ミッシェル「お久しぶりです」

真桜「兜馬殿の使いかなの」

悠(女)「ミッシェルちゃんはオヤジのSPのひとりだ。」

楓子「私の先輩に当たる人ですやよ。あの若さでSP副隊長ですやよ。しかも元はCIA職員で……」

ミッシェル「デコ、べらべらと身元をさらさないでもらえるか」

楓子「ハッ、失礼しましたやよ!!」
ビシッ!

恋「敬礼しておる」

真桜「コイツも体育会系の脳筋族だから、習慣が抜け切れてないんだろうなの」

悠「ミッシェルちゃんがわざわざ迎えに来るってどしたの。」

ミッシェル「近藤室長……今は警務官だったか」

悠「警備員な」

ミッシェル「近藤警備員が本日は休んでいてな代わりに私がきた。一緒に来てもらう」

悠「来てもらい「たい」。じゃないのね」

ミッシェル「最悪力づくで連れて来てもいいといわれている」

悠「はぁー、分かりましたよ。行きますよ。」

楓子「では、私も同行しますやよ」
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