ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(3/12/夜)ー

悠「……っで、金剛が立ちあがったら頭ぶつけてさぁ。」

摩耶「あれはビックリしたね。ガチンって音したと思ってふり返ってみたら金剛君の顔半分が血まみれだったし」

金剛「ああ……天井の角で額切って流血したんだよ。ほら、これがその時の傷だ。」

亮「うわ……痛そっ。」

悠「この傷みられるのが恥ずかしくて短い坊主って風に髪残してんだよ。昔はスキンヘッドだったんだぞ」

金剛「いうなよな……。」

ともき「そうなんだ」

千夜「ははっ」

寅「くくっ」

金剛「笑ってんじゃねーぞお前ら」

紅「なーなー」

摩耶「なーに?」

紅「金剛の旦那の話しとかはでるけど、悠と摩耶くんの昔のこと話さないよな」

摩耶「……」

悠「……」

金剛「そう……でもないだろ?なぁ、摩耶はアレだよな。昔はもっと髪長かったよな」

摩耶「そうだったね」

悠「真っ白な絹糸みたいに綺麗だったな」

亮「なんで切ったんだ?」

摩耶「まぁ一種の覚悟かな……。」

紅「え?」

摩耶「悠君と金剛君があの頃はショートが好きだったからね」

金剛「ブホッ!!」

悠「おれはロングもショートも大好きだがな。可愛いor美人なら性別は問わん」

ともき「お前の発言はいちいち気持ち悪いな…」

悠「最近半端なく容赦ないな」

寅「お前は」

悠「あー?」

寅「お前だよ」

悠「もちろん、昔からこんな感じだよ」

寅「なるほど、屑(くず)か」

悠「誰が体を温め血行をよくする為、風邪引きや胃腸不良の時の民間治療薬として古くから利用されてきた物だ」

寅「あ゛?」

ともき「そりゃ葛(くず)だ」

悠「なんだ、近年は自然食品や健康食品としてますます注目をあびて更年期障害や骨粗鬆症、糖尿病、乳癌、子宮癌や男性の前立腺癌の治療もしくは改善に効果があるといわれるイソフラボンが含まれている葛の事じゃないのか。」

紅「なに知識だ」

悠「葛知識」

寅「屑の知識だろ」

摩耶「僕、葛切りよりは葛餅の方が好きかな」

千夜「春雨のがいい」

金剛「アレって同じ分類なのか?」

寅「っで、お前の昔は?」

悠「あー……おれの目ってさ金眼と青眼だけど、昔は普通に黒目だったんだ。両眼球が白内障で失明しかけたから網膜移植して、こうなったんだよ」

寅「……マジか」

亮「えっ…?」

金剛「今日はこのパターンか」

摩耶「僕は悪魔と天使の混血を持つ伝説の堕天使の子孫っていうファンタジーネタのが好きかな」

ともき「俺は昔ショッカーにさらわれて改造されたって聞いたぞ」

千夜「嘘ばっかだな」

悠「嘘じゃないよ。ただの妄想を垂れ流しただけだよ」

寅「死ね」
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