ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(3/10/夜)ー

悠「2対10本来なら絶望的な状況だが……将棋なら覆せれる。それはなぜか……答え。とった駒を手駒として使えるからだ。王手」

紅「……」

ともき「もうやめてやれよ……。駒のほとんど取った上で虐めるのは」

悠「圧倒的状況から起死回生できるところを見せてもらえると思ってな……。」

ともき「無理だろコレ」

紅「……手はある」

ともき「ほんとうか?」

紅「あぁ。この一手がなッ!」

バシンっ!がっしゃーん……

ともき「……」

悠「……」

紅「ふぅ……。無かったことにした」

悠「あー……おれ普通に譜面覚えてるから意味無いぞ」

紅「……あーもー俺の負けだよ!」

悠「うひゃしゃひゃしゃ」

澪「あーぁ……こんなに散らばかして」

紅「悪い悪い。」

ともき「拾うよ」

悠「でも将棋って結構優しいよな」

紅「ここまで人のこと虐めといてか?」

悠「怒るなよ。だって、倒した相手の兵は殺さないんだから。チェスだったら討ちとって終わりだぞ」

紅「でも、思いっきり裏切って元自分の王の首取りに行ってるぞ」

悠「……まぁ、それは戦場の厳しさかな」

ともき「発言には責任持てよ」

悠「いやいや、あれですよ。模擬戦、模擬戦なの」

ともき「……」

悠「しかし、無双シリーズで魏にはなんでアダルティックな女キャラしか居ないのかな。」

ともき「しらんがな」

悠「王元姫は可愛いしぴちぴち系だけど晋からだからな……」

紅「うるさい」

ベチン!
悠「おいおい、人に駒をぶつけるなよ。張りつくだろ」

ともき「前から思ってたけどお前は特殊磁力かなにか発してるのか?尻(ボール)は張りつくし、駒は張りつくし」

悠「アンサー、油症なんだ。これデコの油で張り着いてる」

ともき「汚っ?!」

悠「冗談だよ。そんなに反応するなよ」

紅「じゃあ、なんなんだ」

悠「……汗?」

紅「同じレベルだろ、それ」

悠「新陳代謝がいいんだよ」

紅「触ってみていいか?」

悠「おいおい、おれのおでこなんて実はすっごいレアって分かってるか?」

ともき「言われてみれば……髪かきわけてるな」

悠「雨でぬれて全部垂れ下がって来てて、本当に前がえなくなったんだよ」

ともき「久々にいうけど切れ」

悠「おれがおれじゃなくなるから嫌っ!」

ペチペチ…
紅「ふーむ、別にぬるぬるもベトベトもしてないな」

悠「ひとのおでこを何だとおもってる愛くるしくてキスしたくなるだろ」

紅「よーし、デコゴンするぞ」

悠「それはただ殴るっていうんですよっ!!」
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