ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(3/1/夜)ー

悠「三月ってなにか行事あったかな」

ともき「雛祭りとか春のお彼岸じゃないか」

悠「ふむ……なら、菱餅とぼた餅とをつくって店で出すか」

摩耶「ぼた餅とおはぎって何が違うの?」

悠「春のあんこでくるんだのがぼた餅。秋はおはぎだ。」

摩耶「ほー」

悠「まぁ、おれは豆大福系が結構好きなんだけどな」

ともき「豆大福か」

悠「もっと詳しく言えば豆大福の「黒豆」が好きなんだ」

ともき「……大福の部分は?」

悠「嫌いじゃないが豆が優先かな」

摩耶「相変わらず豆大好きだね」

悠「納豆にはじまり、豆腐、あげ出汁豆腐、おぼろ豆腐、マーボー豆腐、枝豆、ソラマメ、醤油豆、鶯豆に甘納豆、どれも大好きだ。もちろん女の子の豆も」

ともき「余計な事いうな」

悠「大事なことなのに」

摩耶「あ、大事なことといえば……晶君が肝臓落としたってツィッターで呟いてたよ」

ともき「肝臓……?」

悠「あの人体模型なにしとんぢゃい……っか、ツッコミどころが多すぎるがひとまずソレって大事なことなのか?」

摩耶「一応、報告しとかないとだめかなと思って」

悠「聞かなかったことにしとくよ」

ともき「俺は何か耳にこびり付いちゃたんだが」

悠「二十歳までに忘れないと死んじゃうぞ」

ともき「「紫の鏡」か!」

悠「まぁ、それは置いといて」

ともき「置いといて良いことなのか?」

悠「うん」

摩耶「問題なし」

ともき「そ、そうか…」

摩耶「でも暖かくなるといいよね」

悠「本当にな、これからは毎晩飲み歩ける」

ともき「それいつもだろ」

悠「寒いと一軒で固定しちゃうだろ」

ともき「……」

悠「そんな目で見るなよ。照れるだろ」

摩耶「本当に特別なフィルターかかってるよね」

悠「えっへん」

ともき「威張ることじゃないし」

金剛「お、よっす」

悠「ちぇき。」

金剛「柏がさ……。」

悠「おれに会っていきなり柏のトークから始めるとはなんぢゃいワレ~!!」

ともき「お前が何なんだよ…」

金剛「い、いや……柏がミハイルと一緒にどっか行ったって話しをしようと思ったんだが」

悠「マジか。なんか気持ち悪い組み合わせだがひょんなことで事故って消え去ってくれたらいいのに」

金剛「お前なぁ……」

摩耶「憎まれっ子、世にはびこるだよ」

ともき「それ今使う言葉かな?」

摩耶「きっと正解だよ」

悠「なに、金剛はじゃあ今自由状態?」

金剛「まぁ、毎日やる事はメールで連絡来るんだけどな」

悠「ケッ」

金剛「……」

摩耶「めんどくさいよね」

ともき「確かにめんどくさいやつだ…」
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