ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/28/夜)ー

悠「頭痛ぇ……。」

ともき「どっかぶつけたのか?」

悠「違う……道玄のおっさんに殴られた。」

紅「そりゃいたそうだな」

悠「いてぇよ。脳がめつちゃクワンクワンする。」

ともき「でも、悠って頭硬く無かったか?」

悠「おれの頭は確かに天然のダイヤモンド製に加えて頭蓋骨を常に仕込んであるが」

ともき「小ボケを挟むな」

悠「道玄のおっさんみたいな領域にいる奴は平気で装甲貫通してくるんだよ」

ともき「分かりやすいようでわかりにくい言い方だな」

悠「分かりやすく言うとな、紅が頭を殴ったら紅のがダメージ大きいが、バット装備で殴ったらおれの頭がスイカ叩き状態になるみたいな感じだ」

ともき「臨場感はわかった」

紅「ちょっと待てよ。俺だってバット無しでやれるさ。頭だせ」

悠「今頭痛いっていってんでしょ!!」

千夜「いつもいつも、なんの騒ぎだ……。」

紅「悠の頭で自分の限界突破」

千夜「ふん……どこを壊せばいい?」

悠「やる気満々満開全席!!」

ともき「やっちゃっていいと思う」

悠「そんなご無体な」

紅「でも、今すぐ道玄のおやっさんみたくはなれねぇよな」

悠「あのバケモンみたく簡単になれるんなら、明日までにおれは金剛みたくなるし」

ともき「っていうか、そんなに違うもんなのか?」

紅「全然違うだろ」

悠「おれら三人で本気で襲いかかっても、たぶん骨のひとつも折れないと思う。逆にこっちは入院的な」

千夜「お前らと組む方がやりにくい」

紅「時には協力戦も考えとかないといざって時に困るぜ」

千夜「そうなる前に全員蹴り潰す」

悠「うっ……股間がキュッときた」

ともき「お前は……本当、いちいち台無しにするよな」

悠「酷いいわれようだわさ」

社「面白そうな話ししてるね」

「「「……」」」

社「あ、あれ?」

悠「誰?」

社「確かに久々だけど酷いっ?!」

紅「やもりさんだよな」

千夜「やしのきだろ」

ともき「社(やしろ)さんだろ」

社「よかった……。」

悠「なんだコラ。フライデーのまわしもんがぁ!!」

社「うちはゴシップ系じゃないよ?!知ってるでしょ!!」

悠「原稿なら出来てないぞ」

社「分かってる。悠君は期日は守ってくれるけど……本当に期日ギリギリに出す人だって」

悠「若干嫌味混ぜてるだろ」

ともき「お前……ちゃんとしてあげろよ」

悠「フリーの素人ライターに期待するのがダメだろ」

社「シクシクシク」

紅「原稿料っていくらもらってるんだ?」

悠「原稿用紙八枚分で一万四千円。一枚二千円だ。」

千夜「それは高いのか?」

社「雑誌記事原稿料の相場は、原稿用紙一枚千円~二万円くらいで、 雑誌のコラム、 文芸誌への連載などは、一枚二千円~五千円くらいだね。」

紅「じゃあ、一番低いのか」

悠「おれは連載持ってないし不定期だからこづかい稼ぎ程度に考えてるからいいんだよ」
49/100ページ
スキ