ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/26/夜)ー

悠「ちぇき、串カツ喰うか?」

鈴猫「えっ?」

悠「あら、良い反応してくれる奴が居なかった。……串カツ喰う?」

鈴猫「じ、じゃあ貰おうかな」

悠「ん、味噌串カツだ」

鈴猫「どうしたのコレ?」

悠「普通にデパ地下で買ってきた。この甘辛い味噌が絶品」

鈴猫「そうなんだ。あ、美味しい」

悠「好きなだけ食って良いぞ。30本あるから」

鈴猫「…買いすぎじゃない?」

悠「酒のつまみと食事兼ねたら30本くらい余裕さね」

鈴猫「そ、そうなんだ。けっこう味濃いけど…」

悠「味が濃いのが良い。あと、この豚肉の旨味」

鈴猫「ちょっと太りそうなのが怖いね」

悠「優日は平然と喰うぞ」

鈴猫「優日ちゃんは太らない人だし…。」

悠「鈴猫は太るのか?」

鈴猫「す、ストレートに聞くのね…。私はやっぱり太っちゃうかな」

悠「でも、へそ出してるのな。寒くね?」

鈴猫「馴れれば平気」

悠「最近割れた腹筋に魅力を感じるんだが……やわらかそうなのもいよな」

鈴猫「それ、褒められてる?」

悠「そのつもりだったんだが」

寅「よう」

悠「ちぇき、さっきぶり」

寅「……」

鈴猫「?」

寅「邪魔したか」

悠「邪推はやめなっせ」

寅「ふんっ、お前はいつも女の影がちらついてるな」

悠「世界の半分は女だ。」

寅「そういう事をいってんじゃねーよ」

悠「あー?」

寅「チッ……」

悠「なんで舌打ちされるんだろうか。」

鈴猫「あ、あはは……。」

悠「舌打ちされたついでに聞くけどさ、この鈴猫の腹どーおもう?」

鈴猫「にゃ?!」

寅「なんのついでだ…」

悠「ほらさっき腹筋の割れた女がいいって話しで盛り上がったじゃん」

寅「お前がひとりで勝手にな」

悠「っで、こーゆーやわっこい腹もいいと思うんだけどどうだ?」

寅「それってよー……女の腹ならなんでもいんじゃねーのか?」

悠「……はっ?!」

寅「はっ…じゃねぇよ…。」

悠「確かに子供のくびれの無いぽっこりお腹から、なめらかなスマートなウエスト、割れた腹筋……どれも各々美しいし価値がある」

寅「お前は病気だな」

悠「フェチズムが幅広いといってくれ」

寅「……アンタもよォ、こんな奴と話しててイラっとこないか?」

鈴猫「そ、そんなこともないよ?」

寅「……あぁ、そういうことか」

悠「あー?」

寅「恋は盲目だな」

鈴猫「あ、いや、そ、そういうのじゃ…//」

悠「?」

寅「お前……やっぱ馬鹿だな」

悠「なんでやねん」
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