ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/25/夜)ー

拳二「よう、毎度」

悠「……」

拳二「辛気臭ぇ顔してんなよ」

悠「今月はギリギリだったんだよ」

ともき「ギリギリならいいじゃないか」

悠「ギリギリアウトな」

ともき「……」

拳二「アウトだろうと何だろうと払うもんは払えよ。足りないなら土下座してでも借りて支払えボケが」

悠「払わないっていってねぇだろボケが!」

バシッ!
拳二「素直に渡しゃあいいんだよ」

ともき「口悪いなぁ」

悠「アイツはしかも口が臭い」

拳二「ぶん殴るぞコラ」

悠「タバコやめてからほざけゴリラ。」

拳二「……」

悠「……」

ともき「いつもこのときはピリピリしてるよな」

悠「本気でコイツの態度が気にいらん」

拳二「初めっから態度が悪いのはお前だろ」

悠「あー?」

拳二「あぁ?」

崇「どうせ、やるなら睨みあいじゃなく殴り合え。どっちかが死ぬまでやれ。」

悠「崇……。」

崇「お前らはヌルイんだよ。そんなに遺恨があるなら満足するまで殴り合って勝敗を決めろ。」

悠「おれに無駄な怪我を負えというのか」

崇「終わりのない口論より、確実に決着のつくことをしろと言ってるだけだ」

拳二「俺ぁ、別にいいがよぅ。いっぺんしばき倒してやらねぇと学習しないガキだからな」

悠「お前は学習する脳もないけどな」

崇「つまらん奴らだ」

ともき「ここで暴れられた方が迷惑なんじゃ?」

崇「あとで修繕費は回収したらいい。」

悠「全部こっち持ちかい」

崇「当たり前だろ」

拳二「お前なんかピリピリしてるな」

崇「静かに飲みたい日に限ってここまで騒がしいと誰でもイラつくだろ」

ともき「確かに騒ぎ過ぎてるかな。声めちゃくちゃうるさいし」

悠「うるさいこと無いだろ。ベストヴァリトンボイスだろ」

ともき「それは無い」

悠「ないかー。」

拳二「ま、いい。金は入ったし俺ぁは行くぜ。」

悠「すぐに使いこむなや」

拳二「かっかっか。」

ともき「本当に仲いいなお前と拳二さん」

悠「そう見えるならともき眼科いった方が良くないか?」

ともき「悠に病院を進められるとは思わなかった。」

悠「どういう意味だ」

ともき「そういう意味だよ」

崇「……」

悠「おっと、静かにしとかないと喋られなくさせられるぞ」

崇「してやろうか?」

悠「お口チャックノリス」

ともき「それ、久しぶりに聞いたな」

悠「からの……おーしーりーボールぅ」

崇「……」

悠「やべ、視線で射殺されそうだ」
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