ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/14/夜)ー

拳二「かっかっか。なんだぁ、がん首がそろってんなぁ」

悠「あー?」

崇「……」

窈「あ、ども」

美喜「いらっしゃいませ。今日はワンドリンクとチョコがサービスです」

拳二「ほー、凝ってんじゃねぇか。んじゃいつものとチョコもらおうか」

悠「おっさんがチョコ(笑)」

拳二「チョコ喰えねーからってひがむなよ」

悠「ひがんでねぇよ」

澪「ちなみに悠はチョコダメなのでツードリンクサービス。とっくにサービス分は飲み超えたけど」

悠「あだぼうでい!」

澪「なんで江戸っ子だ」

拳二「崇はどんなもんだ?」

崇「あぁ……箱詰めにして禅にやったよ」

悠「コイツ愛を他人にやってるぞ!こんなのがモテてていいのかよ!」

崇「捨てるよりちゃんと残らず喰う方が良いだろ。女どもはそれで満足、禅も甘い物が喰えて良し、円満だ。ククッ」

悠「暴君め」

拳二「かっかっか、崇らしいぜ。偽物はどうよ」

窈「その言い方やめてくれ」

拳二「偽物は偽物だろ」

窈「なぁ、悠……俺の扱いって酷くないか?」

悠「おれらをさんざん引っ掻きまわしたんだ。このくらいの評価で済んでるだけマシと思え。」

拳二「そうだぜ。コイツがこんな甘っちょろいから音沙汰なしだが本来なら埋められてるぞ」

窈「アンタがいうと笑えない」

崇「扱いが気になるというのならもっと評価をあげることだな。この馬鹿は他にとりえが無い分、色々と顔を聞くようになってるんだからな」

悠「どさくさで他にとりえが無いっていっただろ」

崇「どさくさでもない」

悠「真っ向からかよ。この野郎!」

崇「ククッ」

拳二「それで、お前さんはチョコとか大量にもらえてんだろ」

窈「そうでもないですよ。ウチの業界はひとりからもらうと全員が渡さなきゃいけないような事になるから暗黙のルールでそういうのは無いんです。まぁ、事務所内ではいくつかもらいますけどね」

悠「チッ。」

窈「なんか舌打ちされた」

悠「テメーも結構リア充さんでしたか、あームカつく」

窈「俺からしたら悠の方がよっぽどだけどな」

悠「あー?」

窈「絡むなよ。酔ってんのか」

悠「酔ってねーよ!飲んでねーし!」

澪「がっつり飲んでるだろ」

悠「これは酒じゃなくて心のカンフル剤だ」

窈「発言が酔っ払いの戯言だよ」

崇「シラフでこれだいい加減慣れろ。」

悠「そうだぞ。そんなんだから偽物とかマネマネとかメタモンとかルイージっていわれるんだよ」

窈「偽物以降一回も呼ばれたこと無いよ!」

拳二「てーかよぉ、もうその恰好もやめていいんじゃねぇか?髪切るなりなんなり」

窈「これは気にいってるんですよ」

悠「っか、恰好は似てないだろ。おれスーツ着ないし」

崇「服のセンスは窈の勝ちだな」

悠「なんでやねん」

崇「お前は変わり映えしなさすぎだ」

悠「龍、般若、文字、蛙……いろいろ変わるだろ!」

窈「カラーとかは変わらないしそれ系固定だよね」
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