ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/12/夜)ー

悠「卯天」

卯天「はい?」

悠「髪切った?」

卯天「いえ、切ってませんよ」

悠「そうか」

卯天「……」

悠「……」

ともき「会話の出来ない親子か」

悠「親子だったらもっと楽にトークしてるよ。なぁ?」

ゆうな「なんすか、今わらび餅くってるんスけど」

悠「おれが買ってきたやつな。なに勝手にくっちゃてるの」

ゆうな「有ったからに決まってんだろ」

悠「……」

ゴンッ!
ゆうな「ぎゃん!」

悠「すまんね。コイツときどき不良になる病気持ってるから」

ともき「そのネタまだ続いてたのか?!」

ゆうな「お父さんが続けろっていったもん。てゆーか叩かれた」

悠「バラすなよ」

ともき「やらせじゃねぇか!」

ゆうな「叩かれた」

卯天「あの、怒ってますよ」

ゆうな「叩かれた!」

悠「怒んなよ。軽くグーで殴っただけだろ」

ともき「なお悪いわ」

ゆうな「……犯された」

悠「やめろ。めちゃくちゃ誤解される。っか、誤解レベルじゃ済まないし」

ゆうな「なら私をちやほやしなさい!!」

卯天「なんていうか……親子ですね」

ともき「親子だぞ。めちゃくちゃにな」

ゆうな「甘やかせ!」

悠「なんでも好きにしろといってるのにこれ以上どう甘やかせというんだ」

ともき「その教育法はネグレイトと同じだろ」

悠「滅多な事いうなよ。最近は簡単に警察動くんだから」

卯天「色々とニュースありますもんね。そういう親子間でのヤバいの」

悠「だろっ?」

ゆうな「だったら甘やかせよーちやほやしろよー」

悠「お前くらいの年頃って普通、父親拒否るんじゃね?」

ゆうな「キモオヤジだったらもちろん拒否るよ」

ともき「リアルなこというよな」

ゆうな「っーか、親父はもう少し構うべきじゃね?」

悠「ギャルはやめろ。本気でぶん殴りたくなるから」

卯天「でも、手を出せないパターンですよね」

悠「卯天も余計な事いわない」

ゆうな「さっき殴られたから笑えない」

悠「あーもー殴ったのは悪かったよ。ごーめーんーなーさいほくたん」

ともき「謝る気ねぇな」

悠「そういうこというなよ」

ゆうな「あたしはゆうなー!」

卯天「機嫌よくなった?!」

悠「単純なんだよ」

ゆうな「……犯された」

悠「やめてください」

ともき「お前ら親子で微妙なやり取りするなよ本当に…」
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