ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠「っで?」

美喜「っで?じゃ無いわよ。どーも身体の調子が戻らないのよ!」

悠「んなこと、俺に言われましても…。第一柳の薬で治らないなら、永琳にでもどうにかしてもらうしか無いんじゃないか。」

美喜「冷静に言ってくれるわね。」

悠「ふむ、じゃあ一晩俺に身を委ねてみるとか」

美喜「本気で言ってるなら軽蔑して店から叩き出すし、冗談でも軽蔑してあげる」

悠「じゃあ軽蔑だけの方向で」

美喜「はぁ……。毒気が抜かれたわ。澪、あとお願い。」

澪「あ、はい」

悠「さて、どうしたもんかねぇ…。とりあえず、一杯もらえるか?」

澪「ボンベイでいいか?」

ボンベイ
25度中口ステア

ブランデー30ml
ドライベルモット15ml
スイートベルモット15ml
オレンジキュラソー2dashes
ペルノ1dash

材料をミキシンググラスでステアして、カクテルグラスに注ぐ。

悠「サンキュ。」

澪「それで、なにかいい手は?」

悠「無しにあらずだがなぁ…」

澪「例えば?」

悠「スッキリする。さっきも言ったが一晩身を委ねるって意味でな。」

澪「おぃおぃ…。」

悠「まぁ、これは極論だから置いといて。一番の方法は発汗等で完全に毒を出しきるこったな。」

澪「なるほど」

悠「ただ、紫の薬か怪しい術なら、そんな常識が通じるかどうかが問題だな。」

澪「つまり解毒というよりは解術除念の類いってことか?」

悠「ま、ハッキリとは言えないけどねん。ただ、こーゆーのは残念ながら一般人な俺には管轄外ってことやね。」

澪「おいおい」

悠「日常生活に支障はきたして無いみたいだし。様子見でいいんじゃないか?」

澪「まぁ、それしかできないんだけどな。」

六花「ちぃーす。悠くん居る?」

悠「お、よーす。」

澪「いらっしゃい。悠と待ち合わせで?」

六花「たいした用事じゃないけどねー」

悠「最近昼夜逆転生活だろ。コンビニ飯率が高くてな、六花となにが美味いか談義したかったんだ。」

六花「やっぱりカップ麺かな。明星屋台のラーメン焦がし醤油トンコツ美味しいよー」

悠「俺トンコツ苦手なんだよな。でかまる坦坦ワンタン麺が好きだな」

澪「チキンラーメンビッグカップ太めんも美味いぞ」

悠「チキンラーメンに太めんあるんだ。」

六花「こってりが苦手ならヌードルハルサメうま辛チゲがいいよー。塩分カロリー低めだし。」

澪「パスタなんかもありじゃないか日清のほうれん草とベーコンのペペロンチーノ、アルデンテな食感がインスタントとは思えないし。」

悠「いやいや、やっぱ焼きそばU.F.Oだろ。いま、ホットチリ味もあるし。」

六花「あ、それよりファミリーマートに……」
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