ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/7/夜)ー

金剛「よう」

紅「あ、うーいす」

金剛「悠は来てないのか」

紅「来てないっすよ。なんか用?」

金剛「いや……しばらく顔を合わしていなかったから居るかなと思っただけだ。」

紅「金剛の旦那ってそういうの多くね?」

金剛「そうだな。柏サイドに着いてからはやっぱり悠との顔合わせは減った」

炎銃「だったら、アキバ(小鳥遊悠)から抜けてこっちにくればどうだ?」

金剛「悪いが崇の下に着く気はさらさらない」

紅「ソイツはソイツでいってくれるなぁ」

金剛「俺は命令されて動くみたいなのは苦手なんだよ」

紅「柏の旦那に命令されて動いてね?」

金剛「命令っていうかもはや強制だよ。アレは」

紅「ま、金剛の旦那じゃないと扱きにゃ耐えられないだろうけどな。こんな胸板厚いし」

ベシベシ!

金剛「叩くな」

炎銃「ちょっと、上着脱いで見せろよ」

金剛「なんだぁ?」

炎銃「いいじゃんかよ。別にフルチンになれとかいってねーだろ?上半身生で見てーんだよ」

金剛「……」

脱ぎっ!バサッ…

紅「うはー……なにこれ、金属か?」
ベシベシベシ!!

金剛「叩くなってんだろ」

炎銃「やべぇ、カッケー」

紅「この前パンチパーマのおっさん見ても同じこといってなかったか?」

炎銃「漢(おとこ)って感じがいいだろ。あと筋肉。もちろんボディビルみたいなのはダメだ。完全武装筋肉じゃねーとな」

金剛「寒い……服着ていいか?」

紅「闘気的なのを操って発熱できないのか?」

金剛「そういう不思議系は摩耶とかが担当だ。俺は原始的で直接的専門だ」

炎銃「カッケー」

紅「……まぁ、最後に物を言うのは技術じゃなく力だよな」

金剛「ああ、あとは我慢強さだな。意地でも倒れないって根性」

炎銃「スーパーカッケー」

紅「炎銃……今日何かお笑いキャラになってぞ」

炎銃「あ゛?」

紅「良かったいつもの炎銃だ。」

炎銃「俺ももっと筋肉着けねぇとダメだな」

紅「っか、旦那って服とか普通に売ってんの?」

金剛「もちろん特注だ。」

紅「だよなー」

金剛「だがな一番厄介だったのは学ランだ」

紅「学ラン?」

金剛「俺はこれでも真面目でな普通の既製品の学ラン着てたんだが、もちろん俺に合うサイズ何かあるわけ無い。五倍の生地を使った既製品なのに特注品になっちまったよ」

紅「パネェ……。」

炎銃「俺は中学ん時スカート穿くのが嫌で学校ではジャージ着てたな」

紅「その頃からかよ」

炎銃「ははは、小坊の時なんかクリスマスにチ○コが欲しいっていって親父困らせたらしいしなぁ」

金剛「よっぽど困っただろうな……。」

紅「結局なに貰ったんだ」

炎銃「多分エアガンかなんかだろ」

紅「それもその時からか……」

炎銃「じゃあ、お前はなに貰ったんだよ」

紅「バット。今も何か貰うならバット買ってもらってっし」

炎銃「お前のバット精神のがおかしいっての…」
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