ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ー三日月(2/6/夜)ー

悠「げふっ……。」

恵瑠「センパイ……下品です」

悠「生理現象だ」

恵瑠「手で抑えるとかあるじゃないですか」

悠「キリンさんが目のまえにいたら意地でも呑みこむから安心しろ」

恵瑠「凛さんの前では我慢して私の前ではさらけ出すってなんですかー!」

悠「お前には遠慮しないってことだよ」

恵瑠「あ、え、あー、んー、えーと、それってすっごい……親しい関係みたいな?」

悠「そうだな。例えるならザクとは違うボールだ」

恵瑠「……敵ではないけど味方の中のその他大勢って意味?」

悠「よくわかったな」

恵瑠「……」
バシャ!

悠「顔面に水掛けられたのは久々な経験だ」

凛「ちょ、な、なにしてるの?!」

恵瑠「ハッ……!?」

悠「無意識かよ。」

凛「悠君、大丈夫?」

悠「あー、平気です。水も滴るいい男的な感じで捕えてください」
ぼたぼたぼたぼた…

凛「ほ、ホラー映画みたいよ?」

恵瑠「ごめんなさい!ごめんなさい!」

悠「そと雨だし。良いよ。おれが受け取りそこなったのが悪いんだし」

恵瑠「え?」

凛「恵瑠ちゃん、コップ落としちゃったの?気をつけないとダメよ」

悠「気をつけないとダメだぞ。ボール」

恵瑠「びみょーに感謝できない……」

悠「ま、早く一人前になってガンキャノンくらいにはなれってことさ」

恵瑠「そこまで詳しくないんで分かりません」

凛「はい、タオル」

悠「あー、こりゃどうも」

凛「本当に大丈夫?」

悠「えぇ、濡れるのはすきですから。台風何かになると屋根の上で仁王立ちしてますし」

凛「それは色々と危ないからやめて方が良いわよ?」

悠「いや、ダメなんすよね……おれの中の波紋疾走(オーバードライブ)が疼いて」

恵瑠「先輩はいつから厨二病をこじらせたんですか?」

悠「むしろ、いつからおれが厨二病じゃないと錯覚していた?」

凛「波紋?」

悠「波紋戦闘術を会得した波紋戦士のことです」

恵瑠「そんな部分的に切り抜いた説明で何を分かれというんですか」

悠「ジョジョ大好きな感じを掴みとってくれたらいい」

恵瑠「知りませんよそんなの。ねー、凛さん」

凛「……悠君は戦士なの?」

悠「キリンさんは可愛いなぁ」

凛「え、えぇ?な、なんで?」

恵瑠「いろいろじゅるい……」

悠「お前も凛さん見習って大人の魅力とあどけなさを会得しろ」

凛「あら、恵瑠ちゃんはとってもかわいいわよ」

恵瑠「もー、なんかもー!」
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