ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/4/夜)ー

悠「最近空気が乾燥してるよな」

ともき「最近って事でもないけど……まぁ、確かに渇いてるな」

悠「唇は切れるし」

ともき「あー……」

悠「あと、水仕事でひび割れする」

ともき「そうだな。っていうか、水仕事してるのか?」

悠「してるさ、向こうでは和菓子を作り食器を洗う。家に帰っても食器も洗う」

ともき「それ以外のことはサボりっぱなしだからな」

悠「酷いよなー」

白巳「なー」

ともき「白巳ちゃんを手込めにするな」

悠「手込めとかいうな、ザラザラの指を顔に押し付けるぞ」

ともき「皮を裂くぞ」

悠「刺し違える気か」

ともき「言い方が物騒だ」

悠「まぁでもこういう指の皮見てると……剥きたくなるよな」

ぺりぺり…

ともき「そういうことするからアカギレが酷くなるんだろ」

悠「ですよねー。痛っ……」

ともき「いった側からそれかい!」

悠「舐めといたら治るって……」

白巳「あーん、ぱくっ!ちゅ……ぺちゃ。」

悠「……」

ともき「喰われてるぞ」

悠「白巳、やめなさい」

白巳「ちゅー……。」

悠「結構な勢いで吸われてる」

ともき「大丈夫なのか?衛生的に……」

悠「おれはエイズじゃないから大丈夫だが……見た目は良くないな。ちゅぱ音半端ないし」

白巳「ちゅ……ちゅ…ぺちゅ……じゅるる…」

ともき「ちゅぱ音いうな」

悠「今おれの親指はふやけていってる」

ちゅぽん!
白巳「あー!」

悠「あー、じゃない。」

白巳「あー?」

悠「挑発しない。」

ともき「誰かさんにそっくりだな」

悠「あー?」

ともき「ほーら」

白巳「もっと吸いたい…。」

悠「だーめ、リアル吸血はやめなさいっていってるだろ」

白巳「……舐めるだけ」

悠「同じだろ」

白巳「むーー!」

ともき「ジュースじゃダメなのか?」

白巳「ヤ」

悠「トマトジュースなら?」

白巳「赤かったらいいってもんじゃないよ?」

悠「そうやってときどき冷静にツッコムよなお前は……」

白巳「ぱくっ!」

悠「あー……吸われる」

ともき「もつと抵抗しろよ」

悠「悪いことしてる訳じゃないから言いにくいんだよ」

ともき「甘いなぁ」

悠「ともきほどじゃない」

ともき「うっさい」
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