ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/2/夜)ー

紅「はいよ?はいはいりょーかい。」

悠「どした?」

紅「んー、炎が宮に連絡しといてくれって。」

ともき「なにかあったのか?」

紅「んー、どうだろう。俺に急連(緊急招集連絡)が入ってないから炎が個人で動いてんじゃね」

悠「お前らの場合は誰が動いてもあらゆる意味で危なそうだけどな」

紅「動くトラブルメーカーが何いうんだよ」

悠「誰がトラブルメーカーだ!!」

ともき「トラブルコレクターだよな」

悠「シューター!」

弩躬「え、呼んだ?」

悠「イシュミト、シューター……そっくりだ!」

ともき「全然あってねぇ!!」

悠「そかな」

弩躬「賑やかだね」

紅「そっちは何しに来たんだ」

弩躬「普通に飲んでるだけだよ。あと、節分も近いし悠を狙撃しようかと思って」

悠「お前に狙撃されたら豆でもヘタしたら貫通するからな。血みどろだからな」

弩躬「そんなことないって本気で撃とうとしたら豆が砕けるし。やっぱり弾には向かないね」

ともき「弾じゃないから」

弩躬「豆鉄砲っていうじゃん」

ともき「意味が違います」

弩躬「ま、別に弾はなんでも良いんだけどな。」

紅「何でも……?」

弩躬「ただ、手に収まるサイズがいいかな。コインとか」

ともき「一番使うのは?」

弩躬「ダーツ。貫通力、飛距離、次弾装填。携帯、持ち運びやすさともに完璧。」

悠「アレは死ぬからな。当たると死ぬからな!!!」

弩躬「全部避けて、叩き落とされたおれは自信が折れかけたけどな……。」

紅「当たればよかったのにな」

悠「なんでやねん」

弩躬「せめてあの時、小指の先くらいの石でもあれば内臓(なか)まで届いてたと思うんだけどな……。まぁ、風が仇はとったくれたし」

悠「風太郎には風太郎で殺されかけたな……」

ともき「色々と撃たれるよな」

悠「撃たれるは、突かれるは、打たれるは……散々だよ」

紅「憑かれるしな」

悠「笑いごっちゃねぇ」

ともき「よく生きてるよなホント…」

弩躬「俺の先生が一回、本気の弓で撃ってみたいといってたな」

悠「やめてくれ。というか、あのひとあの超乳で弓撃てるのか?」

弩躬「できないと思うか?」

悠「……思わない。っか、妖術使えそうで怖い」

弩躬「怖いぞ。あのひと手弓一回で四連バーストだからな」

紅「四連バースト?」

弩躬「俺は一回一発でしか撃てない。あの人は一回で四発撃てるんだよ。」

悠「お前だって連打できるじゃん」

弩躬「アレは連射だ。向こうは多弾連射。ちなみにあの人、本気出したら片手で手弓撃ちできるからな」

悠「どうやって、弾セットして撃ってるんだよ」

弩躬「知らん。」

悠「はい、ありがと。とりあえず……鳳さんにはくれぐれもよろしくお伝えくださいませ。」

ともき「あ、長い物に巻かれた」
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