ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(2/1/夜)ー

夢「100%愛情ラヴちょこだってさ。ねー、悠はどんなん欲しいの?いっしょに見よーよ」

悠「手元が狂う。もたれかかんな」

かさかさ……サッサッ…

夢「悠はときどき大人っぽいから抹茶チョコとかがいい?あたし料理とかしないから、手作りは渡せないけど好きなの買うよ。ほら、これなんて超可愛くね?」

悠「だから、邪魔すんなっての……せっかく落としたホコリがつくだろ。」

ともき「おいおい、少しくらい話し聞いたげろよ」

夢「いいぞー中山、もっと言え」

悠「お前は……中山「さん」だろ」

ともき「はは……。」

夢「ってーか、さっきから何キモい人形いじくってんの?」

悠「お前……次キモイって言ったら怒るからな」

夢「な、なによぉ」

ともき「持ち出して平気なのか?」

悠「バレないようにしてる。それにここで手入れする方が捗るんだよ」

澪「家で酒片手に手入れしてて怒られたそうだ。」

ともき「そういうことかよ…。」

悠「ガソリンいれながら仕事するから捗るのにな」

ともき「向こうは死活問題がかかってるだろ」

悠「だから、もち運びにもこの特製ケースで安全に運んでる」

ともき「あーそ」

夢「その人形大切なの?」

悠「べ、別に大切とかじゃなくておれの物にしたからには大事にしてあげてるだけなんだからねっ!」

ともき「なぜ、ツンデレる…。」

澪「しかも、妙にレベルが高いし」

悠「なんとなくだ。」

夢「ふーん……。」

悠「それに、綺麗にしてやったら恋も機嫌が良いしな。へへっ」

夢「……むっ。」

ともき「悠はもうちょいそういう面をただしく見せれたら良いのにな」

悠「あー?おれの魅力なんか四方に振りまいてるだろ」

澪「振りまいてるのはフラグを立てて壊すだろ」

悠「フラグが立たないのに壊すもクソも無いっての……ふー、こんなもんだな。」

ともき「専用の道具とか買ったのか?」

悠「買ったのもあるし、適当に作ったのもある。」

夢「終わったんなら、あたしの話し聞いてよ」

悠「とうがらしおじゃこが美味いって話しだろ聞いてるよ」

夢「いってない!そんななまぐさそうなのじゃなくてチョコ!」

悠「美味いのに……なまぐさそうとか言われた。」

夢「あ、じゃあここ行かない?カップルで行くとドリンクサービスだって、チョコケーキも美味しそうだよ」

悠「ふーん、ともき一緒に行かないか?」

ともき「俺をデートに誘うな。あと、カップルじゃないし」

夢「なんで、あたしじゃなくて中山なの!」

悠「だっておれチョコ喰えないし嫌いだし」

夢「そなのっ?!じゃー、チョコ無しでデート」

悠「っか、お前と二人で出掛ける勇気は無い。テンションもだし、絶対に会話が合わん」

夢「そんなことないですー!」

悠「既にかみあってないのになにいっとるんだか……。」

ともき「まぁ、悠とデートはなぁ」

澪「なかなかハードル高いよな」
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