ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

戌塚「なぁ、岡崎~聞いていいかだぞと」

亮「うん?」

戌塚「あの活発的な女とイチャイチャしてんのかだぞと」

亮「ブッ!」

戌塚「ぶあっはは!吹いた、吹き出したぞっと!」

亮「あ、あのなぁ…」

美喜「ねぇ、お客さん。」

亮「は、はい?」

戌塚「な、なんですか…だぞと?」

美喜「ふふ。次吹き出したら……殺るわよ?」

亮「す、すいません。」

戌塚「ごめんなさいだぞと」

澪「オーナー。下でお客が騒いでますよ」

美喜「…ったく。」

澪「……二人とも大丈夫か?」

戌塚「あの姉ちゃん、今日ムチャクチャ怖いぞと」

亮「なんかあったのか?」

澪「詳しいことは俺にも分からないけど。なんか、昨日から変なんですよ」

亮「変ていうと?」

澪「昨日はなんか体調悪そうだったんだけど、買い出しから帰ったら体調は戻ってたみたいなんだけど凄く機嫌が悪くなってて…」

亮「今日も不機嫌…と?」

澪「あぁ。」

戌塚「それはアレじゃないかだぞと」

亮「アレ?」

戌塚「女の子の日だぞと」

亮「澪くん、おかわり頼めるか?」

澪「ベルベットハンマーですね。わかりました。」

ベルベットハンマー
16度甘口シェーク

ホワイトキュラソー20ml
ティアマリア20ml
生クリーム20ml

材料を十分にシェークして、カクテルグラスに注ぐ。

澪「オレンジ風味のホワイトキュラソーとブルーマウンテンコーヒーを原料につくられるティアマリアをミックスした甘口カクテルですから飲みやすいんですよね」

亮「あぁ。」

戌塚「お前ら普通にシカトするんじゃないぞと」

亮「いや…だってなぁ?」

澪「はは…答えづらいです」

戌塚「けど、考えてみろだぞと。体調不良、次の日も機嫌が悪い。まさに典型的だぞと」

亮「仮にそうだったとしても確かめるすべはないし。聞いたらダメだろ。」

戌塚「まぁな~、兄貴がいればよかったんだぞと」

澪「あぁ…悠なら平気で聞きそうだしな。」

亮「確かに…」

美喜「いま、悠とかいった?」

澪「うわ、オーナーいつのまに」

美喜「なんでも良いけど、悠が来たら必ず私を呼んでね。「話」があるから」

澪「は、はぁ…」

亮「悠がなにかしたのか?」

美喜「……なんでもないわ」

戌塚「怪しいぞと」

美喜「うっさい!」

戌塚「す、すいませんだぞと」

亮「(昨日、悠来てたのか?)」

澪「(さぁ…けど、なんか有ったのは確実みたいですね。)」

亮「(……ゲームばっかりしてると思ったらウロウロもしてるんだな)」

澪「(みたいですね)」
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