ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

美喜「うぅ…は…ぁ」

澪「あれ、オーナーどうかしました?」

美喜「な…にがよ。」

澪「何がって、なんかフラフラしてるし顔赤いですよ。熱でもあるんじゃ?」

美喜「な、んでもないから。平気…ぅ…よ。」

澪「ホントに大丈夫ですか?」

美喜「大丈夫…だから、ちょ…っと…買い出し…はぅ…いってきて。」

澪「は、はぁじゃあ行ってきます」

美喜「はぁ……やっぱり…紫になんか盛られたのかしら…うぅ……」

悠「おぉ、なんかエロいな。どれ。」

美喜「ひゃ?!」

悠「お、肩に触れただけでいい反応」

美喜「こ、コイツ、どっからわいたのゃん?!」

悠「ホントに超敏感だな」

美喜「い、いい加減にしないと怒るわよ!」

悠「そう怒るなよ。お客だぞ?」

美喜「開店…んっ…前に来る奴は客じゃない!でてけ!」

悠「ちょ…マジに怒るなよ。悪かったって」

美喜「はぁはぁ…」

悠「と言いっつ…なでり。」

美喜「ひゃう?!」

悠「お、なかなか良い髪質。細かいな。」

美喜「やめ…っ…なでるなぁぁ…」

悠「なでり、なでり。」

美喜「…ぅあ…ぅ」

悠「ほれ、良い子、良い子」

美喜「んっぁ…はぅ…」

悠「指いれるぞ、ゆっくり口を開けろ…」

美喜「あ…ひゃ…んっん…んぐん?!?」

悠「よぉし…飲み込んだな。」

美喜「えほえほっ…うぇ苦い…あによこへ(なによこれ!)」

悠「薬。無茶苦茶不味いだろ。」

美喜「うぇぇ、水水…んぐ、んぐ、ぷはぁ……このっ人をオモチャにしてふざけてんの!」

悠「けど、身体は治っただろ」

美喜「そういえば…」

悠「感謝しろよ。わざわざ、柳から鎮静作用のある速効性のやつを用意してもらったんだから」

美喜「……っ」

悠「ん?」

美喜「って言うか!そんな薬あるならハナッから普通に渡しなさいよ!」

悠「いやいや、あの薬臭いも酷いからああいう風に喉の奥に落とし込まないと飲めないんだよ。」

美喜「じゃあ前半の行為は必要あったの?」

悠「あれは趣味だ」

美喜「シバく!絶対にシバく!」

稲葉「まぁまぁ、落ち着いて。」

美喜「ひゃ?!ど、どっから…」

稲葉「初めから居たわよ。」

美喜「そのカメラは…」

稲葉「なんでもないわよ。ただ撮影してただけで」

美喜「今すぐ消して。とっとと消して。」

稲葉「えぇ…着ボイスにしようと思ったのに。」

美喜「趣味が悪すぎ。」

稲葉「冗談よ。ラジオがあるから帰るわ。」

悠「んじゃ、俺も行くかな。」

美喜「ったく……(ホントに頭なでるの上手いわね…ムカつくわ。)」
42/100ページ
スキ