ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(1/22/夜)ー

紅「悠の用事ってなんなんすかね」

崇「さぁな」

紅「崇さんもきいてないんすよね?」

崇「ああ、特に興味がなかったからな」

走「あの、よろしければ私がひとっ走りしましょうか?」

崇「無駄な労力を使うな。必要な時にだけ走れ」

走「は、はい」

紅「そういや走の子猫ちゃんは何しに来たんだ?」

走「いえ、特に用事も無かったのでフラフラしててここで休憩してました」

紅「わりと暇?」

走「そうですね……正直、禅さんが私を使うときは誰かの枝(尾行)する場合がほとんどですし。」

紅「闘路は?」

走「……」

紅「あーそつか、非戦闘員だったな」

走「面目ないです」

崇「適材適所だ。」

走「は、はい!」

紅「それにしても暇っすねー」

崇「なら、ひと仕事するか?」

紅「え、なんかあるんすか!!」

崇「八番に…」

紅「すいません、ごめんなさい」

崇「くくっ」

走「?」

ともき「ちわっす」

紅「お、よーす」

ともき「なんだ、悠ここにも居ないのか」

紅「なんか用事があるとかで夕方からドロンしてるぞ」

ともき「いや、朝からだな」

紅「というと?」

ともき「今日は一日サボってた」

紅「サボってて、夕方ラジオに顔出して、また消えたと」

走「なんか幽霊みたいですね」

紅「貞子かな」

ともき「本物にも好かれて憑かれてるしな……。あれ、って事は後楽さん、貞子たん、座敷童子のトリプルか」

紅「よく生きてるよな」

崇「鈍感なだけだろ」

ともき「そういうのにもですか…」

紅「パラメーター振りが無茶苦茶なんだろうな。踏み込むスキルはあっても好意を感じるってスキルはマイナスだつたりして」

ともき「なまじ否定できないところが凄いよな」

崇「くくっ」

走「ところで、憑くとか座敷童子つてなんですか?」

ともき「……」

紅「……」

走「え、あれ?」

ともき「どう説明したらいいんだろうか」

紅「超常現象?」

崇「総合して都市伝説といっとけ。アレ自身生きた都市伝説みたいなものだ」

紅「なるほど!ミミズバーガーとかっすね」

ともき「それ、例えが違うだろ……絶対に」

紅「あれ?」

走「三本脚のリカちゃん的なアレですか?」

ともき「ん~…」

紅「股の間にアナコンダならいるけどな」

ともき「やめなさいって」

紅「いや、アレは……都市伝説だろ」
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