ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~6

ーラスタ・ラヴ(1/18/夜)ー

悠「金剛って最近うち来なくなったよな」

金剛「なんだ、急に」

悠「……」

金剛「おい。聞いてるのか?」

悠「……」

ともき「……なんだ、藪から棒に」

悠「いいえ、壁から釘です」

金剛「……」

悠「それでだな」

金剛「あの茶番は必要なのか?」

悠「もちろんだぜっ!」

ともき「病気ですから。あんまり深く追及しないでやってください」

悠「溢れる教養、足りない栄養」

金剛「長くなりそうだから、さっさと本題にはいってくれ。」

悠「うん。いや、最近うち来なくね?」

金剛「そえかな。まぁ、俺も忙しいし。お前だってフラフラしてるだろ」

悠「フラフラしてないよ」

ともき「してるよ」

金剛「してるだろ」

悠「フラフラじゃなくプラプラだ」

金剛「ともきは最近どうだ?」

ともき「まぁ、のんびりですね。特に何も問題は……」

悠「二人して無視してんじゃねーぞ!」

金剛「なんなんだ」

悠「うち来いよ」

金剛「今度時間があったら行くって」

悠「今度じゃなく今日こいよ!今から来いよ!」

金剛「無理だ」

悠「なんでやねん」

ともき「いや、そりゃそうだろ」

悠「なにか用事でもあるのか」

金剛「家の手伝い」

悠「むー……それは、卑怯だ」

金剛「卑怯って何だ……。」

悠「いや、たまにはうちに来て一緒に風呂でも入ろうじゃないか」

ともき「その誘い文句はおかしいだろ」

悠「金剛の背中おっきいね……って言いたくて」

ともき「普段そういうことしてるんですか?」

金剛「誤解だ。いっさい無い」

悠「うん。適当言ってみた」

金剛「力いっぱいお前の背中をたたきたい」

悠「ソレって折れるよね絶対」

ともき「背中に背骨でも仕込んどいたら大丈夫だろ」

悠「ともき?人間の背骨はみんなあるんだぞ?」

ともき「お前、普段頭蓋骨仕込んでるとかいってるのにこういう時にはソレかよ」

悠「いっひゃひゃひゃ。溢れる教養、足りない栄養」

ともき「金剛さん、いいから一発殴ってくれませんか?」

金剛「そうするか……」

悠「暴力いくない」

金剛「時には痛みを与えることも大事だ。」

悠「鞭打つばかりじゃダメなんだって本当に、ただ新しい趣味の扉が開くだけだって」

金剛「……」

ともき「お前の場合、開き切って闊歩しとるだろう」

悠「おれはノーマルだっーの!ノーマルでレベル99」

金剛「あ、そろそろ帰るぞ。」

悠「うぉい!」

金剛「茶番楽しかった、じゃあな」

悠「うーむ、楽しんでもらえたらないいか」

ともき「振り回されっぱなしの俺はどうしたらいいんだよ」

悠「いっしょにお風呂入る?」

ともき「俺も帰ろうかな」

悠「なんでやねん」

ともき「こっちが何でやねんだよ」
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