ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

紅「これ見た目のわりには美味いですね。」

崇「ああ。」

澪「ブラックベルベットです」

ブラックベルベット
9度中口ビルド

スタウト1/2グラス
シャンパン1/2グラス

あらかじめ冷やしておいた大きめのグラスに、よく冷えたスタウトとシャンパンを同時に注ぐ。

美喜「スタウトは苦味と酸味が特徴のイギリスの濃色ビールでそれとシャンパンをミックスしたヨーロッパ伝統のカクテルよ。クリーミーなきめ細やかな泡が特徴よ。」

六花「ちあー。」

澪「いらっしゃ…って何すか、そのコンビニ袋?」

六花「新製品のお菓子とかだよー。」

紅「はー、リッカも相変わらず妙なものが好きだな。」

六花「あははー。なんか新製品って手が伸びちゃうんだよねー」

美喜「どんなの買ってきたの?」

六花「えーと、ポテトチップスのネギレモン塩味とアンチョビ味と関西うどん味。ミルクプリンあんこソース。梅ジャム入りチョコ」
紅「うわ…全体的に濃い」
崇「……」

六花「よかったら、皆もどうぞー」

紅「崇さんどうします?」

崇「……これ、美味いのか?」

六花「ネギレモン塩味はけっこー美味しいかな。少しすると口の中が苦くなりますけど」

澪「それってどうなんだか…」

紅「っか、関西うどん味ってうどん食うって話じゃないか?」

六花「ですよねー。」

美喜「うわ…私アンチョビ味はダメ。けっこう匂いが鼻にくる」

崇「……ツマミには合うな。」

紅「うえっ…梅ジャムチョコは完璧にアウトこれは食えたもんじゃない。」

澪「マジっすか。どれ……うぅ…チョコの甘さに梅の酸味が最悪のミスマッチ…オーナーいきます?」

美喜「進めないでよ……どれどれ……うぇ」

六花「タカシもどう?」

崇「いらん。」

美喜「あ、けどこのミルクプリンあんこソースはあっさりしてて良いかも。」

六花「これ、禅くんのオススメなんだよー。」

紅「さすが、禅。甘いもんは詳しいな。」

澪「て言うか、俺、禅さんが菓子類以外食ってるの見たことないんですけど、あと左目。」

紅「俺もだ。」

六花「同じく」

美喜「私もね。タカシはどうなの、一番付き合い長いでしょ。」

崇「食い物の事は知らないが……目は見たことあるぞ。」

紅「マジっすか?」

六花「目あるの?」

崇「当たり前だろ。普通の目だ。」

美喜「じゃあなんで普段隠してるの?」

崇「さぁな、本人が気に入ってるんじゃないのか。悠だってあの髪だろ」

紅「男版貞子」

六花「あれだと夏場地獄だと思うけど」

紅「それなら優日の子猫ちゃんじゃないか?夏でもニット帽にタオル巻いてるらしいし。」

美喜「顔蒸れそうね…」
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