ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(1/15/夜)ー

悠「ついてないのかなぁ」

紅「どした?」

悠「最近さぁ、腐ってるだの、顔面ミンチ寸前だの。色々とついて無い気がするんだ」

ともき「むしろ色々憑いてるだろ」

悠「狸と座敷童子だけだよ」

ともき「十分憑いてるだろそれ」

紅「夏季限定で貞子たんもいるしな」

悠「あーでも、座敷童子は憑いてるっていうより、おれが使役してるのか?」

ともき「聞かれても知らん」

紅「ってか、悠って運とかそういうの信じてるのか?」

悠「占いとかでいい運勢のだったら信じてみる。まぁ、当たらないけどな」

澪「悪い方を信じたら当たるんじゃないか?」

悠「いっひゃひゃひゃ、いうてくれるやないけい、おぅ?にぃちゃんよぉぅ!」

ともき「巻き舌っていうか、日本語が不自由な喋り方だぞそれ」

紅「あ、なら、占ってみたらいいんじゃね?」

悠「あー?」

紅「ほら、あの小娘がいるじゃん。ドリームが」

夢「私の名前を英語でいうなっ!」

悠「そうだぞ。dreamだ。」

ともき「なんだ?最近発音をネィティブるのがブームなのか?」

悠「boom」

夢「あーのー、久々なんだから無視しないでくだーさーい―!」

悠「そういえば久しぶりだな。相変わらず距離が近い気がするから離れてくれ」

夢「このくらいが普通だし」

紅「じゃあ、こっち寄るか?」

夢「手相見てあげよっか?ほらほらー手ぇ貸して、手」

ともき「凄いな。無視が自然過ぎて聞こえて無いみたいだ」

紅「見た目は良いのに可愛げないよな」

夢「見た目も中身もかわいいし」

紅「こういうときは聞こえるんだな。」

悠「お前ら何かいいコンビだな」

夢「無い無い。でも、悠とは仲良くなりたいな~」

悠「ともきの携帯で占いのアプリとか無いのか?」

ともき「無料の星占いならあるけど……」

夢「なんで、無視するのっ!いま超大事なこといってんじゃん!」

紅「そういや、悠って星座とか干支とか誕生日っていつだ?」

悠「企業秘密」

澪「なんの企業だよ」

夢「無視すんな!!」

悠「お前、ちゃんと家帰ってるのか?」

夢「……」

悠「チューボーのガキなんだからちゃんと家帰らないと逮捕されっぞ。もしくは変なやつに変なことされてもしらねーぞ」

夢「じゃあ、悠のお家泊ま…」

悠「無理」

夢「せめて最後まで言わせてよ?!」

悠「ウチは今、いっぱいいっぱいなの、これ以上は無理。」

夢「なーんでよぉー!」

紅「悠はギャル系がいまいちなんだよ。なんだっけ、今好きなタイプ」

悠「ショートの黒い艶髪に色白で薄紅が映える和服とか着物が似合う美少女」

ともき「前より何か増えてるぞ…」

夢「っていうーか、私ギャルじゃねーし」

ともき「ギャルだろ」

澪「いや、ギャルだろ」

悠「チビ……間違えたギャルだろ」

紅「すげぇ、此処に居る全員につっこませたな」

夢「ちょ、今なんかひとりチビっていわなかった?」

悠「おれがいった」

ともき「言いなおしたのに、ここで誤魔化しもせずカミングアウトした」

悠「いや、はは、恐縮です//」

ともき「照れてる意味がわかんねーよ」

夢「もーもー!なんか、もー!」
96/100ページ
スキ