ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(1/14/夜)ー

悠「……って、ことがあったんだ」

「「「……」」」

悠「あれ、なにこの反応」

ともき「ツッコミどころが多すぎて反応に困ってる反応だ」

悠「おれだって整理しきれてないよ」

紅「なかなか面白い夢の話しだったよ」

悠「dreamじゃ無くリアルだよ!」

千夜「なんで発音がネイティブってるんだ……」

ともき「じゃあ……それで、その一撃必殺少女はどうなったんだ?」

悠「うちに来るのは断られたよ。」

紅「珍しい悠が手込めにできなかったのか……」

悠「人聞き悪いこといってんじゃねーよ!疲れてるんだから大声出させんな!!」

ともき「落ち着けって、あながち紅がいってることは間違いじゃないんだから」

悠「うぉぃ!」

千夜「っで、なんでガキは施設行きか?」

悠「いや、今はうちに泊まりに来てるよ」

千夜「あ?」

悠「だからウチに泊まりに来てるよ」

ともき「待て今さっき、断られたっていっただろ」

悠「施設暮らしは本人は納得してる。けど、とりあえず数日くらい一緒に暮らしてみないかって事で妥協したんだよ。それでも施設が良いなら帰すさ」

紅「なんだ、結局半手込めじゃん」

悠「そろそろ本気で怒るぜ」

紅「あはは」

ともき「けど、その子もなんで施設暮らしが良いんだろうな」

悠「本能だろ」

ともき「本能?」

悠「その施設は柏の息がかかってる。つまり、そこで暮らしてけば、自由に破壊活動ができる保証があることを分かってるんだよ」

紅「んん?」

悠「破壊症候群で壊したい気持ちがある。それを使っていいって教わるのと、使っちゃダメって教わるのなら……使っていい側にいくだろ。」

ともき「でも、本人は危ないってこと分かってるんだろ?」

悠「危ないから使わせないようにするのと、危ないけど使い道を教えてやるっていうのなら後者をとるだろ。永遠に我慢するより、すこし我慢してすむ方が絶対に良いさ。」

ともき「そりゃそうだけど」

悠「柏に利用されても物を破壊する事ができるなら全然いい。って、欲っーか本能が突き動かしてるんだろ」

紅「それなら俺もきっと俺もそうしてるなぁ」

千夜「確かにな」

悠「欲望は尽きない。けど、欲があるから人間はやってける。それを邪魔する権利は無い。もちろん、犯罪的な意味では別だけどな。」

千夜「さっきかせべらべらいってるがお前こそ禁欲とは程遠いだろ」

悠「まーにー。だ・け・ど・おれの欲は自分の財布に合わせれたり、身の丈程度の欲だもん」

千夜「チッ」

紅「あーぁ……」

悠「なんで、舌打ちされてため息つかれるの!ねぇっ!!」

ともき「あ、座敷童子の娘は?」

悠「アイツはうちの掃除婦に任命してやった。」

ともき「罰当たらないか?それ……」

悠「勝負に勝ったのはおれだもん。ちゃんと人形は綺麗にしてやったし、山奥でニートしてるよりいいだろ」
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