ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

紅「ふー…」

千夜「はー…」

戌塚「うー…」

澪「どうぞ。ブルーソーダです。皆、ため息ついて、どうかしましたか?」

ブルーソーダ
0度甘口ステア

ブルーハワイ20ml
炭酸水適量

氷を積めたファッションドグラスにブルーハワイを注ぎ炭酸水をゆっくりみたしていく。


紅「どこもかしこも暑いからな、ため息しか出ないのさ。」

千夜「同感だ。」

戌塚「まったくだぞと……。これじゃ残暑じゃなく猛暑だぞと」

千夜「アホお盆過ぎたら、残暑っうんだよ。」

戌塚「マジで?!」

紅「そだぞ。ほら、暑中見舞も盆過ぎたら残暑見舞いに変わるだろ。」

戌塚「知らなかったぞと」

千夜「……(アホだな)」

紅「いぬちゃんは面白いな。」

戌塚「いやぁ照れるぞと」

千夜「バカにされてんの気づけ」

戌塚「そうなのか?」

紅「いや、本心から思ってるよ。」

戌塚「千夜、バカにされてはないみたいだぞと」

千夜「……(ダメだコイツ…)」

美喜「アンタらさぁ。ここによく来てるけど大丈夫なの?」

紅「大丈夫って何が。」

美喜「八月ももう後半、宿題とかやってるの?」

紅「やってない。」

戌塚「やる気がない。」

千夜「……(済んだが…言うとイヌヅカが写しそうだから黙っとくか。)」

美喜「私が心配するこっちゃ無いけど平気なの?」

紅「平気、平気。やりはじめたらすぐに終わるし。」
戌塚「千夜の写すからいいぞっと」

千夜「お前ハナッからそれかよ」

戌塚「いつも世話になってて助かるぞと」

千夜「少しはテメェでヤれ。」

戌塚「いやぁ…もう数学や英語なんかさっぱり無理だぞと」

紅「いぬちゃんは勉強嫌いか」

戌塚「まったくだぞと」

千夜「だからアホなんだよ。」

戌塚「あははは。」

千夜「笑い事じゃねぇよ…。」

戌塚「いやいや、でもな千夜。俺はまだ写すにしてもやるんだからマシだぞと」

千夜「誰が写させるったよ。ボケ」

紅「まぁまぁ。じゃあ、いぬちゃんより酷いのがいるのか?」

戌塚「おう。アニキだぞと。なんでも教科書から宿題一式ぜぇんぶ学校に置いてきたらしいぞと。」

千夜「極めてアホだな。」

紅「悠らしいじゃん。やるやらない以前にもって帰らないなんて。」

美喜「らしいで済ませていい話じゃ無いけどね。」


戌塚「まぁ、そんなどうでもいい事はおいといて…なにかしようだぞと」

千夜「何一つどうでもよくねぇし。っうか、勉強してろや。」

戌塚「断るぞと」

紅「お、即答。」

千夜「……」

戌塚「あ、そうだ。映画とかどうだぞと」

紅「映画か…なんか面白いのしてるのか?」

戌塚「いや、知らないぞと」

千夜「お前よぉ、考えなしに物言うの止めろよ…マジで」

戌塚「わかったぞと。」

千夜「絶対わかってねぇだろ。」
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