ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(1/10/夜)ー

悠「んー……あー……」

千夜「何奇声あげてる」

悠「三連休だなーって思って」

千夜「年中休みみたいなもんだろ」

悠「そうでもないんですけどね」

氷室「こんばん…わっ!」

悠「うひゃっ!?」

千夜「っ……氷室さん」

氷室「あはは。驚きました?」

悠「驚かす気満々だったろーに」

氷室「はい」

悠「わー……素直に認めてくれたよ」

氷室「出番がないと暇ですから」

悠「さらつとメタるし」

氷室「ところであの方は元気ですか?」

悠「ポンポン話し進めるなぁ……誰?」

氷室「窈さんとかです」

悠「あいつなら毎晩人ン家で晩飯食ってるよ。っか「とか」?」

氷室「疾風迅雷コンビとか寅さんとかですよ。」

悠「風雷コンビな」

氷室「疾風迅雷でも変わりはしないでしょう?」

悠「そら……そうだな」

氷室「悠さんはお友達が多くて羨ましいですね」

悠「友達かどうか分からんような連中ばっかりだよ」

氷室「女性関係はいかがです?」

悠「そっちはからっきし。」

千夜「なんかチビが増えてただろ」

悠「白巳か」

氷室「定期的に女性もの知り合いも増えていきますね」

悠「あれは預かってるって感じだよ」

氷室「預かっているのなら真桜さんもいっしょでは?」

悠「まぁ、いっしょだな。タイプは全然違うけど」

氷室「さすが自称ハーレムをされてるだけありますね。色んなタイプの方を取りそろえている」

悠「なんかやめてください」

氷室「ですけど、よくいってますよね?」

悠「え、なに、今日に限って毒っていうか言葉の切れ味が鋭くなさすぎません? 」

氷室「そうですか?」

千夜「いえ、もっとざっくりいっても大丈夫です」

氷室「らしいですよ」

悠「いや、今くらいでお願いします」

氷室「ですけど悠さん、あまり年端のいかぬ少女を手込めにするのはいささか危険ですよ?」

悠「手込めにしてねーし!!」

千夜「紙みたいな薄い服着させてるじゃねーか」

悠「アレは真桜が好き好んできとんじゃい!こっちだって冬場にあんな寒そうな恰好でうろうろされたないわい!」

氷室「ですが、その恰好に欲情している自分がいると……」

千夜「うわ……」

悠「欲情もしてないし、本気で引くな!」

氷室「ふふっ。悠さんは本当に楽しい人ですね」

悠「楽しんでいただいていますが、私は心身ともにダウンしています」

氷室「毎晩どれだけ頑張っていらっしゃるんですか?」

悠「そういう意味でねーし!!」

千夜「……(氷室さん、今日は機嫌がすこぶる良いな…?)」
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