ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(1/9/夜)ー

ともき「寒いけど最近よく動いてるよな」

悠「気がついたか……。おれは進化したんだ」

紅「人間やめたのか?」

悠「UUURRRYY!って、やめとらんし、やめる予定はない。」

摩耶「MO手術受けたの?」

悠「火星にいってゴキブリと闘うつもりもない」

ともき「っで、どうした?」

悠「ヒートテックのインナーを上下につけてるのだ!つまり今のおれは常にヒート状態!」

紅「ふんっ!」

ゴッ!
悠「うぎゃっ?!」

紅「あれ?」

悠「いきなり人の背中殴ってなんさらすんじゃい!!」

紅「ヒート状態だから平気かなって」

摩耶「ヒート状態でも背後からの攻撃は通るんだよ。でも、ガードしてたら刃物でもガード出来るようになるから、次はナイフ使ってみようか」

紅「使い慣れてないんだが……やってみるか」

悠「やってみなくていいし、神龍の護りは習得してないから無理だ」

ともき「会話がついてけない」

摩耶「悠君が最終段階まで強くなったら刃物とか銃弾とか素手でガード出来るようになるって話しだよ」

悠「できませんよ♪」

紅「でも、撃たれて生きてたからな」

悠「あれはあんなこともあろうかと思って額に頭蓋骨を仕込んでおいたからだ」

紅「よいしょー!」

ブォン!
悠「フルスイング!?あぶねー……」

摩耶「わー、エクソシストみた~い」

悠「いま、腰がグキッていった」

ともき「その状態で喋るな髪がわさーっなって怖いから」

紅「避けられたか」

澪「金属バットを店内で振り回すのはご遠慮ください」

悠「もっとあるだろ!っか、何しやがる」

紅「頭蓋骨の強度を確かめとこうと思って」

摩耶「ダメだよ」

悠「いってやれ、いってやれ」

摩耶「頭は平気でも首の骨が折れるかもしれないから横じゃなく縦に振りおろさないと」

ともき「どっちにしても死ぬな」

悠「まったくだ」

紅「ヒートテックがあるだろ」

ともき「ヒートテックに打撃を守る性能はないと思うぞ」

紅「寒さに耐えきれるようになったら防御力も上がるだろ」

悠「あがらねーよ。耐寒性だけだっーの」

紅「じゃーもうなんでもいいから喧嘩しようぜ」

ともき「むちゃくちゃだ」

悠「もっといってやってくれ」

ともき「頑張れよ」

悠「うぉい!」

摩耶「じゃあ、ボクとする?」

紅「摩耶君とか?」

悠「おー、そうしろ、そうしろ」

摩耶「え、僕と悠君がやるんだよ?」

悠「まさかのおれメイン?!」

紅「つまり俺と喧嘩(や)るか、摩耶君と喧嘩(や)るかか」

ともき「モテモテだな」

悠「こんなモテかた嫌だ」
82/100ページ
スキ