ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(1/6/昼)ー

悠「ふつうに日本酒いっぱいと日本酒ひと瓶くれ」

澪「うちは酒屋じゃないぞ」

悠「いいじゃないか。なんか酒屋よるの面倒なんだよ」

澪「どんな理由なんだか」

悠「そんな理由だ」

澪「いいけどさ。ほら」

悠「さんきゅ、ごくっごくっ……ぷはー。ごっそさん。それじゃ」

澪「……ええぇ。」

美喜「一歩間違えればアル中みたいな行動ね」

ともき「ちわっす」

優日「どもー」

澪「いらっしゃい、ひとあし違いだな」

ともき「なにがだ?」

澪「今、悠が日本酒いっぱいひっかけて、一升瓶担いで出ていったんだ。」

優日「ギリギリのおっさんみたいだね」

ともき「なにしてんだか……。」

澪「さあ」

優日「じゃあ、私も日本酒で」

澪「じゃあの意味が分かんないけどな」

優日「気にしない気にしない」

ともき「昼間から飲むって意味だと優日も悠と同じだな」

優日「休みの日はいいのだよ」

澪「ふたりはデートか?」

ともき「なにいってんだか」

優日「うふっ♪」

ともき「うふっじゃないだろ」

優日「買い物してたらあっただけだよ。」

ともき「そーいうこと」

美喜「なーんだ」

ともき「なんだつて何だよ……。」

優日「まぁ、ともき君とならデートしてあげても良いけどね」

ともき「優日をエスコートする自信はない」

優日「またまた~」

ともき「なにキャラだ」

優日「普通にごはん食べに連れて行ってくれるだけでオーケーなのに」

ともき「それって悠といつもやってることじゃないのか?」

優日「あー……いわれてみればそうかもね。最近はご無沙汰だけど」

澪「いつもはどんな感じなんだ?」

優日「んー……たまたま会うか、どっか食べに行く約束してて、目当ての店でご飯食べて→飲み直し→適当にブラブラして飲み直し→そこで別れるか、私の家で飲み直しての感じかな」

ともき「……ふーん」

優日「エッチはしてないよ?」

ともき「聞いてない!……けど、微妙に引っかかってたから正直言ってくれてすっきりした」

優日「あはは、ともき君も男の子だね~」

ともき「だってよ……普通、そういう流れっぽいし悠とだろ?」

美喜「よく今まで襲われなかったわね」

優日「あはは、みんなが思ってるより悠は結構下心ないんだよ?下ネタはバンバンいうけどね」

ともき「下心ないのは信じられん」

優日「うーん、言い方が悪かったかな?えーと、じゃあー……アレだよ。口ではエロいこというけど、実際簡単にエッチしない的な。むしろ、こうちょっとパンチラみたり、イタズラして恥ずかしがってる姿を見てる方が好きな的な」

ともき「それはそれで危ない性癖みたいだぞ」

優日「ほんとだね。あはは。」

澪「そこまで分かってて二人が付き合ってないのがいまいちわからないな」

優日「友達以上恋人未満の完全版みたいな感じ?」

ともき「分かんないって…」
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