ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(1/5/夜)ー

拳二「北海道ではワカサギ釣りが解禁になったらしいぜ」

悠「寒い中釣りとかアウト」

白巳「しゅぴ~……」

拳二「お前釣りとかはあんまり喰いつかないよな」

悠「暖かい時ならいけど、寒いときはパス」

白巳「くぴっ~……」

拳二「寒いときのが脂がのってうめぇのに」

悠「じゃあ、釣って来い。そうすれば喰ってやらんことも無い」

白巳「すぴっ~……」

拳二「何様だ!」

悠「いっひっひっひ」

崇「なんだ、奇声が聞こえると思ったらお前か」

悠「奇声とはなんだ!」

拳二「よう、崇。」

白巳「ふぁっ!」

悠「あ、起きた。」

白巳「んゅ……ここどこ?」

悠「ラスタ。お酒呑む場所だ」

白巳「ふーん……。」

崇「連れ回してるのか」

悠「連れ回してるとか人聞き悪いこというな」

崇「真桜と良い。そういう趣味も大概にしとかないと捕まるぞ」

悠「どーいう趣味だっーんだよ!」

白巳「ちゅっ」

悠「っ!こらっ!」

拳二「お前……ついにそこまで落ちたか。」

悠「ちっげーよ。コイツが勝手に!!」

崇「男らしくないな」

悠「しばくぞテメー!!」

白巳「まぁまぁ、落ち着いて」

悠「……」

拳二「かっかっか、この嬢ちゃんの方が冷静じゃねーか」

白巳「じゃねーか」

悠「はぁ、まぁいい起きたなら帰るぞ」

白巳「はーい」

拳二「またなー、嬢ちゃん」

白巳「またなー」

拳二「かっかっか。ちぃーっとぽわんぽわんしてっけど可愛いじゃねーか」

崇「ほぅ、お前にそんな感性があったとはな」

拳二「俺ぁ、これでもガキは好きだぜ?」

崇「だったら、つくればどうだ?」

拳二「それは完全に嫌味だろ」

崇「くくっ」

拳二「ふんっ、それよりよぉ。釣りいかねーか?」

崇「釣り?」

拳二「ニュースでワカサギ釣り解禁っていうの見てな。久々に釣り行きたいと思ったんだよ」

崇「……まさか、北海道まで行くとかいわないだろうな」

拳二「そこまで馬鹿じゃねーよ!適当に船借りてだな」

崇「釣りか……いいぞ。」

拳二「お、じゃあ決まりだな。」

崇「予定が合えばだがな」

拳二「かっかっか。お前が俺ぁに合わせろよ」

崇「お前は予定なんか無いだろ」

拳二「馬鹿やろ。これでも大忙しだっての」
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