ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~5

ーラスタ・ラヴ(12/30/夜)ー

悠「あー……美味い。しばらく飲んでなかった分、格別にうみゃいわ。」

ともき「そのまま禁酒したら良かったんじゃないか?」

悠「多分年明ける前に死ぬ」

拳二「いょお!!」

バシン!!
悠「ぐふっ!?」

拳二「飲んでるか若者」

ともき「うわ~ご機嫌すね」

拳二「かっかっか~も~いろんなとっからよ。呑みの、呑みの誘いがかかってよ!」

悠「……うぅ、うぅ…」

拳二「なぁに、ピクピクしてる?絶頂か?」

悠「ぶっ殺すぞ!テメェ!!今、傷口思いっきり殴っただろ!!」

拳二「かっかっか~わりぃわりぃ」

悠「このクソボケゴリラぁ~」

拳二「どーせ、治ってんだろ見せてみろよ」

ずりっ!
悠「めくるなっ!!」

ともき「あ、一応包帯は巻いてるんだな」

悠「地味に血は出てるからな」

拳二「ほんとかよ」

ビスッ!ビスッ!
悠「ヒギィッ!?つ、つつくな!」

拳二「かっかっか!」

ともき「悪環境だな…」

紅「ちーす。お、悠とおっさん発見」

悠「ちぇき……」

紅「なんか元気ないな」

悠「今、傷口が開きかけてる…」

紅「ふーん」

ともき「興味なしっぽいぞ」

悠「どいつもこいつも……」

紅「いつもすぐ治るじゃん」

悠「あのな……あー、でも今回は今までより格段に治りは早いかな」

ともき「なんで?」

悠「わんかね」

紅「ついにトカゲの尻尾みたいになったのか?」

悠「生え変わらねーよ」

ともき「何か変わったことしたか?」

悠「いや……しいて言えば、傷口を幼女が舐めた?」

ともき「……」

紅「……」

悠「引くなよ」

ともき「普通にドン引きだよ」

紅「越えちゃいけない一線を余裕で飛び越えた発言だろそれ」

悠「おれがやらせた訳ぢゃねーよ!」

紅「それにしたってとんでも発言だろ。あ、とんでもで思い出した」

悠「藪から棒だな、いいえ、壁から釘です」

ともき「はいはい、おもしろい、おもしろい」

悠「……」

紅「蒼天闘技場で毎月大会開くらしいぞ」

悠「聞かなかったことにするわ」

紅「いっしょにエントリーしよーぜ」

悠「ヤダよ……。こっちゃあ、今年の残存エネルギーゼロだよ」

紅「まだ、ターミネーターみたいに予備バッテリーがあるだろ」

悠「ねぇよ。」

拳二「うぃ……よし、やるかっ!」

悠「なんで、お前が乗り気なんだよ」

拳二「なんとなくっ!」

悠「もう寝ててくれ」

紅「じゃ、エントリーで連絡しとくな」

悠「やったらお前と絶交な!!」

ともき「元気だなぁ」
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